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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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隣の席の彼女はずっと窓の外を見ていた。
そんな彼女の視線の先が気になった。
きっと好きな人を見ているのだろう。
僕の想いは封じこめて僕は黒板を見る。
学生の本分は勉強だ。
そう言い聞かせて僕はノートの片隅に彼女の横顔を描いていた。
彼女が照れ屋だと知ることはずっと先だった
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こんな僕でも愛してくれてありがとう。
僕と君の「愛」のカタチは違ったけれども、それでも嬉しかった。
君が見ている世界で、息を吸って吐いていることが、たまらなく嬉しかった。
いつかやってくる別れの日も笑顔で迎えられる。
全てにサヨナラする日に君がいてくれる。
そんな幸福があるのが。
夕闇に紛れて招待状が届いた。
このところ平穏無事な生活を送っていたので、緊張した。
中途半端に伸びた髪をヘアゴムで結ぶ。
神剣・神楽を片手に部屋に出る。
神剣・神楽は微かに律動している。
部屋を出ると、すでに支度済みの少女が立っていた。
無言で頷き合う。
張られた結界の中で妖刀を抜く
「ずっと前から言いたいことがあったんだ」少年は切り出した。
少女は不思議そうに少年を見る。
「君の「大丈夫」が、大嫌い。ちっとも大丈夫じゃない」少年が言う。
「他になんて言えばいいの?」少女は微苦笑を浮かべた。
「一人で抱え込まないでよ。二人でいる意味がなくなる」と少年は呟いた
-
君の幸福を願っている。
ちょっと切ない幸せではなく、全き真円のような幸福を。
それが僕にできる最大限のこと。
僕では君を幸福にはできないから。
僕の知らない誰かと世界中が羨むぐらいの幸福を手に入れてほしい。
かけがえのない君だから僕は微笑んでその背中を押すんだ。
幸福の方に向かって
-
「サヨナラ」と言ったら、君が振り返った。
大きく目を見開いた後、笑顔に浮かべた。
顔中のパーツをすべて使った満面の笑み。
「うん。また明日」弾んだ声が言う。
甘い香りが髪からした。
シャンプーの匂いだろうか。
鼓動が早くなるのが分かった。
体中が君に向かって『好き』と言っている。
坂道の先に学校はある。
入学したての頃は、長い坂道に辟易したものだ。
慣れとは恐ろしいもので、そんな坂道も苦ではなくなった。
むしろ坂道の間にすれ違うクラスメイトと挨拶するような余裕が生まれた。
スマホを片手に坂道を歩く。
そろそろマナーモードにしておかないと、先生に没収される。
さっきからスマホをいじってばかり。
久しぶりのデートなのに。
いったい誰とLineしているの?
私よりも大切な相手?
空気が悪くなるから言わないけれど、置いてきぼりにされたようで寂しい。
ほんの少しの、嫉妬は恋のスパイスになると聞くけれど、そんなことがなくても私はあなたに夢中なの。
-
あなたが微笑んでくれるから世界が美しく見える。
あと何回あなたの微笑みを見れるのだろうか。
そんなことを考えてしまう。
残された時間はあまりに短く一緒にいられる時間は少ない。
あなたが私の前から消える日が来ることに怯えている。
また世界は灰色に染まるのだろうか。
そんなことを考える
残業続きの毎日から、ようやく解放された。
煙草の自動販売機の前でライターを出す。
喫煙者に厳しくなったものだ。
煙草を自由に吸える場所が減った。
申し訳なさそうに置かれた灰皿の前で煙草をくわえる。
制服姿の少女が「恋人になりたいだけなんですけど、どうすればなれますか?」と言った。
同胞殺しの妖刀が使い手を選ぶ基準は『愛』だという。
少女はひどくすまなそうな顔をして言った。
不幸にも愛された青年は寝ぐせの残る頭をかく。
殺し合いをするために作られた妖刀の『愛』とは生命の奪うことなのだろうか。
青年は神剣・神楽を見つめる。
どんな理由にしろ、今日も戦うだけだ。
制服に袖を通す。
周りの子に差をつけたくて、改造する女の子たちもいる。
私にはよく理解できないことだった。
受験をする前に、どんな制服を着るか分かっているはずだ。
あえて着崩す理由が不思議だった。
誰かの目に留まりたくって、違いをつけるのだと知った。
みんなとは別なのだと主張する。
出会いは、別れの始まりだという。
今まで色んな出会いがあった。
その数だけ、別れがあった。
徐々に離れていく別れもあれば、綺麗さっぱりと会わなくなる別れもあった。
できるだけ一緒にいたいと思っても、その願いが叶うことは少ない。
別れがやってきた。
こんな終わり方なんて、望んでいない
神剣・神楽の律動は、まるで戦いへの序曲のようだった。
音楽のように歌う。
それは死出へのいざないのようだ。
青年は神剣・神楽を見据える。
それから中途半端に伸びた髪をヘアゴムで結ぶと神剣・神楽を掴む。
生きて帰ってくる保証はないけれども、これは自分自身が選んだことだ。
最後まで貫く
僕は君に恋する前は無敵だった。
怖いものは何ひとつなく、いつだって強くなれた。
それが今や、君を失うことが怖くなった。
僕の弱点イコール君だ。
君が悲しい顔をしていればハラハラする。
君が笑顔だったら僕まで笑顔になる。
自分でも気味が悪いぐらい、君のことを好きになってしまった。
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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