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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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一人で旅立つことを決めた君の瞳を忘れない。
夢に向かって真っ直ぐ進む君を止めることはできなかった。
本当は涙を流すぐらいには寂しかった。
そんな気持ちとは裏腹に、笑顔で見送った。
覚えておいてほしいのは泣き顔ではなくて、笑顔だったから。
どんな困難が待ち受けていようとも君は進む。
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やっと手に入れた宝物はガラクタに見えた。
とても欲しくて、ずっとずっと願っていたものだ。
ようやく自分の番がきて嬉しいはずだった。
それなのに、今はちっとも嬉しくなかった。
手に入ったら自分の中で一等素敵な場所に飾ろう。
そう決めていたはずなのに、ごみ箱に捨てたいと思ってしまう。
-
「サヨナラ」を言う日が来ることを知っていた。
それが普通の人よりも早く来ることに気がついていた。
だから一日一日を刻むように過ごしていた。
全てがおしまいになる瞬間に後悔はしたくなかった。
ただの自己満足だ。
付き合わせてしまった人たちには悪いとは思った。
傷つけてしまうだろう。
-
君が星になった日、外は雨が降っていた。
窓を叩く水滴は涙のようで、お別れ日和だった。
君は最後まで一生懸命に生きた。
その輝きは眩しいぐらいで僕は一生忘れることはできないだろう。
出会ったのが遅かったから一緒にいられた時間は少なかったけれど。
想い出は満天の星のように煌めいている
「月が綺麗ね」少女は言った。
少年の心臓は飛び跳ねた。
とある俗説が頭の中を過ったからだ。
「この分だと無事に十三夜を迎えられそうね」と少女は微笑む。
それを聞いて少年は勘違いに気がつく。
確かに、はっきりとした輪郭が美しい月だった。
真っ赤になった顔を見られなくて良かったと思う。
「来年は受験かー」君は独り言にしては大きく、会話にしては小さく言った。
僕が相槌に困っていると、君は微苦笑を浮かべた。
「腐れ縁もここまでだね」今度は君は、はっきりと言った。
産まれた時からお隣さんの幼馴染みとも別れの時がくる。
小中高と同じ進路を進んだが初めて離れ離れになる。
私は天邪鬼だから、ときどき正反対のことを言ってしまう。
それで大切な人を傷つけてしまうことがある。
クラスメイトに冷やかされて「嫌い」と言ってしまった。
だから、帰り道はとても気まずい雰囲気になった。
今言わないと絶対、後悔すると思って口を開く。
「あのね嘘だよ、ほんとはね」
-
これは何の変哲もない『恋』物語。
どこにでもあるような、すでに語られているような話。
お互い想い合って、それを口に出すことを躊躇っていた。
視線を交わすだけで胸が弾んだ。
挨拶ができればこれ以上ない幸せを感じた。
そんな二人のささやかな時間を記録した物語。
誰にも聞かせたことがない
手元がくるってマグカップを割ってしまった。
お揃いのマグカップだった。
雑貨屋を何件も回って、ようやく買ったものだった。
永遠というものはないのだと痛感させられた。
涙が零れそうになったのを耐える。
また新しく買ってくればいいだけだ。
そう自分に言い聞かせる。
それでも胸が痛かった。
「簡単にキスしちゃダメよ」とお母さんが何度も言う。
なんでもキスには魔法がこもっているから、らしい。
だからキスをされないように気をつけていた。
それなのに、唇を奪われた。
心臓が飛び跳ねた。
お母さんの言いつけを守れなかった。
強引にキスされたのに、相手が気になってしょうがない。
夜風が身に染みる季節になった。
水仕事が苦になる。
それでも、嫌いだからやらないというわけにはいかない。
面倒だと思いながら水仕事をこなす。
すべてを終わらせて、居間に戻る。
じっと手元を見る。
洗剤でカサカサになった手はお世辞にも綺麗だとは言えなかった。
思わずためいきが零れた。
君は僕の所有物だ。
それがみんなに分かるようにしたい。
いっそ首輪をつけてしまいたい。
犬や猫のように、首輪をつけた君は可愛いだろう。
僕はジュエリーショップをめぐった。
君にふさわしい首輪を見つけるために。
無邪気な君は嬉しそうにネックレスを受け取った。
僕はひとまず満足を覚えた。
僕に優しくしないでほしい。
君は誰にでも優しいから、ただの親切だと分かっている。
けれども、優しくされると恋と、錯覚してしまいそう。
僕のことを好きなんじゃないかと自惚れてしまう。
だから、僕には冷たいぐらいでちょうどいい。
君は僕に恋なんてしないだろう。
一方的な想いは迷惑だろう
今年は最高のクリスマスを迎えられそうだった。
生まれた歳=恋人がいない歴の更新がストップされたのだ。
産まれて初めてできた恋人を大切にしたい。
あわよくば手すら繋げない現状を打破したい。
気の早い話だが、クリスマスプレゼントは何がいいのか、雑貨屋を周る日々だ。
満ちた気分だった。
蝉時雨とも、灼くような光とも、流れる汗とも無縁の部屋だった。
幼馴染みはソファの上で寝息をたてていた。
母親から持たされた西瓜が重かった。
極力、足音を立てずに幼馴染みに近寄る。
幸せな夢を見ているのか、頬が緩んでいた。
仕方なく、指を指先でつつく。
幼馴染みが起きる気配はなかった
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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