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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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浮いた話がないから舐めていた。
幼馴染みが嬉しそうに報告してきた。
液晶画面の中で仲良さそうに笑う男女。
何もかもが手遅れだった。
祝福の言葉を紡ぎながら、心は沈みこむ。
どうして自分ではないのだろうか。
今までたくさんの写真の隣にいたのは自分だ。
一番、親しくしていたのに裏切られた
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ふたりの出会いは偶然だった。
運命と呼ぶには陳腐すぎる出会いだった。
それでも運命をと呼びたい。
一目で恋に堕ちたのだから。
そしてふたりが同じ気持ちを抱えていると知ったのだから。
昔からくりかえされた筋書きであっても、この気持ちには嘘がつけない。
ふたりだけで描いていく
夜風に当たりながら、夜の散歩を楽しんでいた。
寒くなったせいだろうか。
星が輝いて美しい。
ふいに携帯電話が鳴動した。
誰からだろうとタップする。
メールが一通。
「今から会える?」と簡潔な文面だった。
「もちろん」と返信する。
どうやら以心伝心のようだった。
嬉しくなって心から笑う。
どうしてあんなこと言っちゃったんだろう。
後悔先に立たず。
覆水盆に返らず。
久しぶりに一緒にいられる時間だったのに、恋人と喧嘩してしまった。
売り言葉に買い言葉。
本当はこんなことを言いたくはなかった。
それでも言ってしまった。
素直に謝ることもできない。
泣きながらスマホを見つめる
小鳥のさえずりが聞こえた。
いつの間にか寝てしまったようだ。
無理な姿勢で眠ったからか、体が痛かった。
ハンガーに掛けられた制服にためいきをつく。
蹴破るような勢いでドアが開いた。
「今日こそ、学校へ行くぞ」幼馴染みが言った。
目を逸らしつつ、指先にしがみつく。
無駄な抵抗を試みる。
ドラマも佳境だった。
ヒロインが「私と仕事、どちらが大切なの?」と涙ながら選択を迫っていた。
主人公は困ったような顔をしていた。
そこでドラマが終わり、夫はテレビを消した。
遅めの夕食をとりながら「僕だったら、君と即答するけどな」と夫は言った。
いつまでも甘い言葉をくれから照れる
月光が明るいので楽観視していた。
街の中でいきなり斬りつけられた。
同胞殺しの妖刀を持ち歩いていたのは幸いだった。
相手の斬撃を神剣・神楽の鞘を受け止める。
青年は張られた結界の中に飛びこむ。
鞘を払って、次の攻撃に備える。
幸いのことに敵は一人のようだ。
少女がいなくて良かった。
彼の声を最後に聞いたのはいつだっただろうか。
一緒に出掛けたのはいつだっただろうか。
年末進行という言葉が近づいてきている。
仕事と私、どちらが大切なの。
そんな困ることを訊くほど、子どもではない。
比べられないのは分かっている。
体調を崩していないか、無理していないのか。
気になる
好きだというなら、無理やり奪って、今すぐに。
不安になるの。
あなたは私を好きだというけれども優しい抱擁をくれるだけ。
手を繋いで帰るのが精一杯。
大切にしてくれるのは分かるけれども怖くなる。
私があなたのものだという烙印を体中につけて欲しいの。
これ以上、あなたを疑いたくないの。
「起きてください! 朝ご飯、できているんですよ」
優しく一定のリズムで揺すられる。
それが眠りをよりいっそう誘う。
「あと5分」青年は言った。
「それはさっき、聞きました」少女は言った。
そして、手荒く布団をはぎ取る。
青年は寝不足気味の頭で、思考をめぐらす。
規則正しい生活だった。
いつの間にかテストの点数ばかり気にしていた。
廊下に貼り出された上位者に名前が載るのが当然だった。
今回も1番ではなかった。
期待は空振りになった。
落胆して教室に戻ろうとした時、声をかけられた。
白金色の頭髪の少年は「惜しかったね」と言った。
これが純然たる嫌味だったら憎めたのに
本当はワンピースもスカートも好きじゃないの。
フリルやレースやリボンのついたものは苦手なの。
それでも似合うと言われるから切り出せないでいる。
善意だと分かるから大嫌い、って言えないの。
スカートよりもズボンの方が好きだし、パンプスよりもスニーカーの方が好きなの。
誰にも言えない
僕はぎこちなく、君の指を指先でなぞる。
ちょっと力を入れたら壊れてしまいそう。
君の手は外気にさらされて冷たくなっていた。
恋する熱量でもって温めてあげたいと思った。
二度とこの手にふれることができないと思うと悲しみがこみ上げてきた。
人生の半分以上、一緒にいたから離れがたい。
君はようやく手に入れた宝物。
大切に、丁寧に扱っているつもりだった。
どうせならじっくりと恋のステップを踏んでいきたい。
それが君を不安にさせたようだ。
「私のこと、どう思っているの?」
君は大きな瞳に涙を浮かべながら、僕を見上げる。
「 手放すつもりも、ないですけれど」と僕は言う。
お姉ちゃんは優秀だ。
テストで赤点をとったりしない。
夜更かししてアニメを観たりしない。
制服を着崩したりしない。
門限までに帰ってくる。
私にはできないことばかりだった。
そんなお姉ちゃんに敵うはずがない。
お母さんはいつも比べる。
うるさい、わかってるくせに。
私はお姉ちゃんじゃない
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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