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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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教室の空調が利きすぎて喉が渇く。
かと言ってエアコンを切ったら寒いだろう。
そんな微妙な室温に困惑していたら、クラスメイトも同じだったらしい。
「事務室に行ってくるね」と言って立ち上がる。
長い髪がさらりと流れて横を通り過ぎる。
僕はそっと、行き場のなくなった手のひらを軽く握る。
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これは僕の我が儘だということは分かっている。
これから先、一緒に過ごす相手は君だけがいい、君しかいらない。
死が二人を別つとしても、生まれ変わって君を探すよ。
僕にとっては君は『生きる』そのものの理由だ。
誕生日に僕が欲しい物をくれるというのなら、君が欲しい。
それ以外いらない。
テストの答案が返ってきた。
予想通り最低な点数だった。
これをお母さんに見せたら、ためいきをつかれるだろうか。
それとも怒られるだろうか。
それとも飽きられるだろうか。
テストが返却されることは知られている。
正直に見せるしかない。
勉強しても勉強してもお母さんを喜ばすことができない
この関係に名前を付けるとするならば、どんな名前になるのだろうか。
友達と呼ぶには近すぎる。
恋と呼ぶには遠すぎる。
片側ばかりに傾いた天秤が水平になることがあるのだろうか。
焦がれる想いは日に日に増していく。
一番親しい友達という枠から飛び出したい。
空回りするがいつか愛になりたい
たまたまだった。
普段、テレビはゲームする時のためだけのものだった。
待ち合わせの時間まで微妙に余ってしまったからスイッチを入れた。
液晶画面に占いが写った。
星座占いをしていた。
自分の星座は何位なのが気になった。
食い入るようにテレビを見ていたら、家を出る時間になってしまった。
彼から誕生日プレゼントに腕時計を貰った。
きっと彼は知らないだろう。
時計には「一緒に時を刻みましょう」という意味がある。
指輪よりも深い意味だ。
これから先ずっと一緒にいられる。
それがどれだけ喜ばしいことか。
出会いは別れへの準備期間だ。
死が二人を別つまで時計のように刻みたい。
元カレが彼女と別れたという話を聞いた。
我が儘な元カレと付き合ってられるのは私ぐらいだと分かっただろう。
その話を友達経由で聞いて「ざまぁみろ」と心の中で思った。
元カレにも私の価値が知っただろう。
それぐらいには私にも未練があったらしい。
よりを戻しても良いと思うほど好きなのだ
友達は猫の好かれる体質のようだ。
もちろん家で猫を飼っているのも大きいだろう。
警戒心の強い野良猫でも撫でることができる。
私にはそれが羨ましくて仕方がない。
ベルベットのような手触りの猫を撫でることができたら楽しそうだと思った。
友達は笑いながら「家に寄る?」と尋ねた。
私は頷く
君が吐いた嘘と本当はいまだに胸に残っているよ。
君は笑顔で別れを切り出した。
未練が残らないようにきっぱりとした言葉だった。
でもそれが嘘だということに僕は気がついた。
君は僕と一緒にいたいと瞳が訴えていた。
嘘を吐かせた自分に嫌気がさす。
別れが君の望みならと僕も笑顔を浮かべた。
何度も付き合って欲しいと告白された。
恋人を作るよりも趣味に没頭していたいのでその都度断った。
でも相手は諦めきれなかったようで、季節ごとに告白してきた。
それに根負けして付き合うことになった。
ほだされたのも理由の一つ。
付き合って分かったのは、なんて恥ずかしい人なんだろうか!
季節は秋から冬へと移り変わっている。
見上げた夜空の星の配置が、それを教えてくれる。
とても美しい光景を一人ではなく二人で観られるのは幸福なことだった。
吐く息も白い中、寒さを口実にできないものかと考えてしまう。
二人の距離がぐっと近づいたような星空だった。
それがうれしかった。
どんな君も好きだけど、一番はやっぱり笑顔の君が好き。
君の笑顔は僕の心に火を灯してくれる。
優しくて、あったかくて、幸福そうな笑顔。
僕には真似ができない。
だから、作り笑いを浮かべながら、いつか君のように心の底からの笑顔ができるように頑張っている。
まるで僕の代わりに笑う君。
紅茶を淹れていたら記憶がフラッシュバックした。
あの日もこんな風に紅茶を淹れていた。
ただし、その時は二人分の紅茶だった。
追憶にふける。
一人分の紅茶を飲みながら、どうして二人でいつまでも笑っていられなかったのだろう。
後悔していまだに一歩を踏み出せないでいる。
ふいに目が潤む。
星が瞬いて綺麗な夜だったから、小声で「君が好きだよ」と囁いた。
一瞬、君は驚いたような顔をした。
それから微笑んで「私も貴方が好き」と言った。
ありふれたささやかな幸せだった。
手を繋いで帰ったね。
それも全部過去形だった。
離れ離れになると分かっていたら、もっと好きだと言ったのに
好きだったのは、嘘じゃないけど過去形だ。
もっと好きな人と出会った。
君は独りで生きていけるだろう。
俺がいなくてもやっていけるだろう。
そんな風に別れ話は始まった。
彼は残酷なほど誠実だった。
重荷になりたくないからたくさんの我慢をしてきた。
甘えることができたら運命は変わったの?
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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