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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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君のためにできることを探した。
僕はちっぽけな存在だから君のためにできることなんてなかった。
君のためといいながら僕のためだった。
自己満足をするために君を利用したんだ。
それは吐き気がするほど醜悪で、嗚咽が混じるほど残酷なことだった。
今度こそ君のためにできることを見つけたい。
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中途半端に伸びた髪を結んでいたヘアゴムがぷつりっと切れた。
ヘアゴムは廊下に落ちて髪が首筋を覆う。
青年はヘアゴムを拾う。
別に特別なものではない。
百均で売っているようなヘアゴムだ。
部屋に戻れば予備のヘアゴムもある。
それでも青年は手の中のヘアゴムを見つめる。
長かったと思い返す
いつも一緒にいた。
何をするのでも二人は一緒だった。
だから気がつかなかった。
線引きされたのはランドセルの色が違う時のこと。
同じではいられないと気がついた。
それでも一緒にいたから誤解していた。
隣で笑っていてくれると思っていた。
いつから当たり前になったの。
それすら分からない。
命を賭しても守ると誓いを立てた。
姫が無事ならそれでいい。
自分の命なんて、姫の命に比べれば軽いものだ。
隣国からの奇襲で焼け落ちた城から逃げ出す。
敵の攻撃から姫をかばう。
あと何人切り伏せればいいのだろうか。
誓いの修正をしたくなった。
二人で無事に逃げのびると、新たに思った。
小指の先に結ばれていた赤い糸。
永遠に結ばれているものだと思っていた。
けれども違った。
絡んだ糸は解けてしまった。
残された小指には何もない。
信じていたから、心の中にぽっかりと空いてしまったようだ。
この先、また誰かと糸でつながるのだろうか。
次こそは、と思ってもいいのだろうか。
最初はペアのマグカップだった。
二人でおそろいのマグカップを買った。
離れている時間、一緒にいるような気がするように。
独りでいる淋しさはまぎれた。
それから時間を重ねていき、とうとうマリッジリングを買った。
プレーンなデザインのそれは左手の薬指にぴったりだった。
未来は薔薇色だ。
自分でもいうのもなんだが俺は学園の王子様だ。
血統も家柄も悪くない。
文武両道の道を行く。
スタイルだっていいし顔も良い方だと思う。
告白を受けるのは日常茶飯事だ。
そんな俺が惚れた女は文学を愛する地味なタイプだ。
「俺と付き合う気はないか?」
「ごめんなさい」
「いい度胸してるね?」
今や大人気の舞台のチケット。
手に入れるのは至難で、行ける範囲の会場を申し込んでも全部落ちるのは珍しくない。
今日は当落の発表日だ。
メールを確認すると全会場、落選した。
その悔しさは言葉にならないほどだった。
それでも多くのファンがいる証拠だと我慢する。
DVD化するのを待つしかない
ときどき、彼と連絡が取れなくなる。
私ひとりが広い宇宙に投げ出された気分になる。
依存症みたいな感じだ。
自分以外の人物のことをこれだけ想えるのは謎だ。
連絡取れない理由は、ささいなことだ。
たまたま風呂に入っていたとか。
会社で飲み会で返事ができなかったとか。
私の知らない彼がいる
夢を追いかけて小さな町から飛び出した君。
元気にしているだろうか。
写真整理をしていたら君との写真がほとんどなかったことに気がついた。
僕が写真を撮られるのが苦手だったからだ。
こんなことなら、君と一緒に写真に納まっておけばよかった。
忘れないように思い出をくりかえし胸に描く。
君は芯が強いから人前では泣かない。
その代わりに綺麗な笑顔を見せるのだ。
それを僕は知っているから笑えなかった。
君が笑うなら、僕が泣くよ。
君が飲みこんだ涙の数の分だけ、涙を流すよ。
君は「泣き虫」と僕を見て、やっぱり笑うのだろう。
それはそれは綺麗な笑顔でみんなを欺くだろう。
誕生日にペアリングを買った。
デザインはシンプルで裏側に刻印があるだけだ。
消えない約束を手に入れたようで幸福な気分になった。
銀色に光る指輪がいつか永遠を誓う指輪に変化したら、どれだけいいだろう。
二人ならどんな困難でも乗り越えていけるような気がする。
そんな恋人同士だから幸せ
ツンデレというジャンルは私のためにあるようだ。
好きな人の前では素直になれない。
それでいて好きな人の一番身近にいたいと思う。
彼は誰にでも優しいから、冷たい対応しかできない私にも親切だ。
「プリント半分持つよ」
「点数稼ぎ?」
「やる偽善っていうでしょ」
「そういうところも大嫌い」
ツンデレというジャンルは私のためにあるようだ。
好きな人の前では素直になれない。
それでいて好きな人の一番身近にいたいと思う。
彼は誰にでも優しいから、冷たい対応しかできない私にも親切だ。
「プリント半分持つよ」
「点数稼ぎ?」
「やる偽善っていうでしょ」
「そういうところも大嫌い」
今日は雨だからお家デート。
お勧めのDVDを一枚ずつ持ち寄り視聴する。
真昼間だというのにカーテンを閉め切り、電気を消す。
テレビをつける前に、一瞬生まれた暗闇。
隣には柔らかなぬくもり。
微かに香るシャンプーの匂い。
心臓がドキリっと跳ねた。
チャンネルが回されDVDが始まってしまった。
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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