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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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お気に入りの傘だった。
水に濡れると表面に花が浮き上がってくるという特殊加工の傘だった。
朝、傘立てに入れておいたのに、見当たらない。
「傘、忘れたのか?」あまり交流のない男子生徒に声をかけられた。
うんとも、はいとも取れるような返事をすると、傘を押しつけてきた。
笑顔つきだった
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-
「サヨナラ」は人の関係の数だけあると思う。
初めから決まっていた別れもあるだろう。
唐突に訪れる別れもあるだろう。
涙を流しても枯れないほど辛い別れもあるだろう。
笑顔で見送ることができる別れもあるだろう。
どんな場面でも「サヨナラ」は物悲しい。
別れていく君に幸いあれ、と祈る。
穏やか日常が続いていると、このまま暮らしていけるような気がする。
かりそめの平和だと心に刻んでいかなくてはいけない。
神剣・神楽を押しつけて、戦いに巻きこんだのは申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
一度戦いに出れば怪我は免れない。
助けることもできず、結界の外で待ってるしかない
飛び起きた。
心臓がバクバクとしている。
室内は薄暗く、目覚めの時間には早すぎることを教えていた。
もう一度、布団にもぐるが目が冴えてしまって、余計に緊張した。
隣には健やかな寝息。
無理矢理、自分の指を握り締める。
起こして、恐怖を分かち合いたかったが迷惑だろう。
大人しく横になる
白金色の頭髪の少年とすれ違う。
廊下に貼り出されたテストの順位表を見てきたのだろう。
相変わらず淡々としていた。
少年の顔には喜びも嬉しさもなかった。
少女は順位表で2番目に名前が書いてあることを確認する。
純粋に悔しかった。
少年はこういった感情があるのを知っているのだろうか?
眠れないという少女のために、青年は寝物語を聞かせていた。
知っている話は大体出尽くしてしまった。
読書家の少女に児童文学を話してすますのも退屈だろう。
少女の知らない話。
青年はひらめいた。
「たとえばの話をしようか」
新しい物語を作ってしまえばいいのだ。
もちろんハッピーエンドで。
気がついたら眠っていたようだ。
明るい部屋に誰もいなかった。
起き上がり、人の気配を探す。
テーブルの上に置手紙があった。
どうやら買い物に出かけているようだった。
安心したらどっと疲れが湧いてきた。
ふいに子供時代を思い出す。
独りになるのが怖くて泣き顔で、腕を握って離さなかった。
数年に一度の集まりに顔を出した。
みな故郷を離れて働いているから、貴重な時間だ。
集合場所には数人の女性がいた。
そのうちの一人が睨むような視線を送ってきた。
何か気に障るようなことをしたのだろうか。
時間通りに親友の幹事がやってきた。
「睨むんじゃなくて見つめてるって言うんだよ」
誕生日の贈り物を探しに、外出をした。
さすがの日曜日だ。
人があふれていた。
それに酔いそうになりながら、当初の目的に向かう。
雑貨店は明るい声がそこかしこであがっていた。
贈る相手のことを思い浮かべる。
どんなものを贈れば喜んでくれるだろう。
普段使いのものが印象に残るだろうか。
私を好きだって言ってくれる男子はたくさんいる。
告白されるのは日常茶飯事だ。
誕生日には決して安くない贈り物を貰う。
そんな私が恋に落ちた。
プライドが許してくれない。
名前も知らない男子学生だ。
老人にさりげなく電車の席を譲って、私の視界からいなくなった。
また会えるか分からない。
-
君がいなくても生きていける。
昇り始めた太陽に気がつかされた。
君を失った時あれだけ泣いたのに、もう涙は乾いている。
ただ君という存在がないということに、慣れることができない。
悲しすぎて地球が一周してしまった。
どうしてもっと「好きだ」と伝えられなかったのだろう。
後悔している。
君は砂時計をひっくり返して、楽しんでいたようね。
ガラスの隙間からさらさらと零れる砂が落ちきるのを待っていた。
僕はというと、それを見ながらコーヒーを飲んでいた。
会話らしい会話もなく、横たわる沈黙に居心地の悪さを感じていた。
かといって二人きりの時に話すような話題はなかった。
禁煙席に通されてメニューを見ていた。
すると、ぐずつく赤子を抱えた集団がやってきて隣の席に座った。
子供特有の甲高い泣き声に、どうしたらいいのか分からなかった。
「この席、空調が利きすぎているね。場所を移る?」
と寒さを言い訳にして提案してみた。
「赤ちゃんは泣くのが仕事だから」
-
ねぇ、教えて。
どうすれば魂は輝くの?
ねぇ、教えて。
どうすれば貴方を笑顔にできるの?
教えてくれなければ分からない。
私は貴方のすべてを知りたいの。
貴方と共に光の道を歩いていきたいの。
だから教えて。
私のすべてを差し出すから。
独りでは頼りない灯でも二人ならば明るくなるでしょう。
雨が降る間だけ開く喫茶店があった。
いわゆる隠れ家タイプのお店だ。
注意して歩いてなければ喫茶店のドアを見過ごすだろう。
傘をたたみ、ドアを開ける。
「今日は何にする?」和やかな笑顔を浮かべてマスターが訊く。
「ブレンドで」窓辺のテーブルに座る。
初めてこの店を訪れた日を忘れない。
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プロフィール
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iotu(そら)
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自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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