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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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二人は無言で歩く。
重なる足音。
重なる影。
そんな静かな帰り道もいいもんだ。
沈黙は重くなく、二人の絆を確かめるようだった。
夏の終わりの風に吹かれて、蝉の鳴き声を聞きながら、ただ歩く。
話しかけたら魔法が解けてしまう。
世界の中、二人きりだということを満喫したい。
だから口を結ぶ。
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水仕事が楽しい季節になった。
ふわふわの泡を作って、皿を洗う。
見事完食された皿を見ながら、思わず頬が緩む。
作り甲斐があるというものだ。
次はどんな料理を作ろうか。
好物は何だろう。
そんなことを考えていたら、皿は洗い終わってしまった。
水を切り丁寧に布巾で皿を拭く。
それすら楽しい
君は「見守って」と言った。
「守って」じゃない。
「見守って」と確かに言った。
言葉は呪縛になる。
どれだけ傷ついても助けることはできない。
僕に任されたのは、最後まで見守る勇気。
どうしてそんな冷酷なことを言うのか分からない。
二人だったら簡単に乗り越えられることができるだろうに。
-
意味も分からずに目を伏せる。
誰もが沈黙してその時を過ごす。
ああ、蝉の鳴き声が耳を打つ。
こんな暑い日に、影になった人たちがいるのか。
季節は秋を迎えているというのに喉がからからに乾く。
汗が背を伝う。
会ったこともない人たち全てに捧げる。
それは祈り。
二度と繰り返してはいけない。
-
君はたった一人の君だということに気がつくのが遅かった。
どれほど歳月が流れたとしても、僕の唯一無二は君だ。
君を失った世界で僕は茫然としている。
君が隣で笑っているのが当たり前すぎた。
僕の中が空っぽになってしまったようだ。
君がいないというだけで、こんなに辛いなんて知らなかった
思えば、君のことばかり追いかけていた。
君の背中ばかりを見ていた。
君の声ばかり耳を傾けていた。
僕の全ては君で構成されていた。
想いは叶わないと知っていた。
告白をしなくても幸せだった。
今から考えれば青春を満喫していたのだろう。
君という存在があるだけで嬉しかった。
後悔はない
「僕のこと好き?」当然と言った顔で言うから「嫌い」天邪鬼になってしまった。
向日葵のように陽気な笑顔が崩れる。
「そっか。ごめんね」君は泣きそうな顔をする。
簡単な嘘くらい見抜いてよ。
こんなに一緒にいるのに嫌いなわけないじゃないか。
「その反対」
「好きってこと?」君の瞳が輝く。
君は青空のようにくっきりとした笑顔を浮かべた。
だからだろうか心がざわついた。
太陽よりも明るい笑顔だというのに、消えてしまうんじゃないかと不安になった。
夏が見せた幻のように感じた。
まるで儚い夏のようの象徴のように思えた。
いつの日か想い出になって、アルバムにおさまるような。
君のことは好き、時々不安。
君は風船のように手を離した瞬間、どこかへ飛んで行ってしまうような気がする。
捕まえておけないような感じがする。
わずかな風でふらふらと揺れて、僕の心をかき乱す。
風船の中身は好きだけ詰まっているわけじゃない。
僕の不安も混じっている。
飛んでいかないで。
-
「終わりが怖いの」と君は言う。
出会いと別れはワンセット。
でも、いつかやってくる『サヨナラ』を怯えていては、恋はできない。
今、こうして出会えた幸運を堪能しようじゃないか。
君と出会えたことは無駄じゃない。
こうして二人で過ごす時間は大切で、愛おしい。
だから二人の恋を始めよう。
小テストの結果が返ってきた。
苦手教科だったが夜遅くまで勉強した甲斐があった。
100点満点だった。
黒板に模範解答として貼り出されたのは、白金の頭髪の少年のものだった。
どうして自分ではないだろう。
同じ100点なのに。
歪んだ嫉妬心は返ってきたテスト用紙を握りつぶすには充分だ。
真実の愛は真円だという。
二つ合わせると丸いものだという。
僕の愛は欠けている。
それは君と出会うため。
同じように欠けた愛を探している。
パズルのピースのようにぴったりと合うのだろうね。
君はどんな姿をしているのだろう。
早く会いたい。
たぶん一目で分かるんだろうね。
運命の相手だから
-
君がいない世界はモノトーンだ。
孤独という言葉の意味を体感する。
君がどれだけ大切だったのか、思い知る。
どうすれば僕の世界は再び輝きを手にすることができるのだろうか。
ため息を一つつく。
君なしでは鮮やかな世界を見ることはできない。
分かっているから、弱音がボロボロと零れ落ちる。
場には静寂が漂っていた。
君も僕も似合うセリフを探している。
相応しい言葉が見つからずに沈黙が重なっていた。
気分が悪くなるような重い雰囲気だった。
勇気を奮って言葉を紡ごうとするけれど、喉のあたりで引っかかる。
二人の足音ばかりが気になっていた。
俯いたまま見る二人分の影は黒い。
君はいつでも楽しそうにしている。
僕と違う瞳にはどんな風景が映っているのだろう。
退屈なくせに窮屈な僕の世界とは違うんだろうね。
君の世界を僕にもわけて。
きっと素晴らしい世界なんだろうね。
理屈ばかり並べて逃げている僕が変われるような気がする。
だからお願いだ。
半分こにして欲しい
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プロフィール
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iotu(そら)
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自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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