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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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お土産で貰った菓子は色物だ。
中身のクリームがネロネロしていて舌触りが悪かった。
どうしてこんなものをお土産にしようと思ったのだろう。
試食はできなかったのだろう。
そんなことを思った。
でも、どんな菓子でも難癖をつけただろう。
どうしても祝福できない。
末永く爆発しろ、と呟く。
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民衆の悲願を叶う時がきた。
一つ一つは小さな声だ。
それが集まれば政治上、無視できなくなる。
まだ若手の議員が意見を拾う。
丁寧に声を上げ続けた人の元に訪れる。
願いが叶う時がきたのだ。みんなは確信した。
きっと国会に届けられるのだ。
今まで諦めずに運動を続けてきて良かったと思った。
昼がきてもベッドの上でめそめそ泣いていた。
大失恋したばかりなのだから、これぐらい許してほしい。
人生の中で最初で最後の人だと思った。
友だちが放課後に授業のコピーを持ってやってきた。
怒り顔で、私の指を両手で包む。
「何があったかは聞かない。独りで泣かないでよ」と優しく言った。
愛する貴方へ宣戦布告です。
次に来る私の誕生日までに、貴方の口から愛の言葉を勝ち取りましょう。
恥ずかしい。今更だ。と言い訳ばかりを聞かされてきました。
愛する貴方から言葉をもらえないのは、どれだけ辛いことでしょう。
きっと貴方には分からないでしょう。
こちらにも意地があります。
涼しい風が吹くようになった。
季節は夏の終わりを告げていた。
日が沈むのが早くなり、夕方が鮮やかに染まるようになった。
学校からの帰り道、影を見つめながら歩いていた。
ふと目をやると満面の笑みを浮かべながら、指先をぎゅっと握る君がいた。
愛しさが胸をいっぱいにさせる。
僕は握り返す
少年のことはずっと前から好きだった。
それなのに告白ができない。
プライドが許してくれない。
女の方から告白をするなんてはしたない。
だから、少年が告白をしてくれるのをずっと待っている。
この待っている、という時間が曖昧で、たまらなく不自由だ。
そもそも少年は好意を持っているのか。
少年の手が伸びてきて少女の手をつかむ。
少女は震えた。
いまだ恋人同士になったのに、スキンシップに慣れない。
少年は当然といった顔で少女を見つめる。
余裕のある調子に少女は俯く。
見つめられるのも、見つめ返すのも苦手だ。
世の恋人らしく振舞えるようになるまで時間がかかりそうだった。
靴を下ろしたばかりなのに、大雨が降った。
アスファルトのあちこちには水溜まりができていた。
革靴だから濡らしてはいけない。
けれども水面をよけて通るのは難儀なことだった。
奮発した革靴だ。
無事に家まで帰りつきたい。
濡らしてみっともないことになったら、と想像して少年は震える。
「いつも、いたずらしているから、し返してもいいよ」少年は殊勝なことを言った。
それに少女は頭を悩ませる。
どんないたずらをすれば、少年が驚くのか、分からなかったからだ。
少女は恥ずかしそうに、少年の手のひらを両手で包む。
「これで、どんないたずらもできないでしょ」
「まいったな」
-
静かに降る雨音は子守歌に似ている。
君の声を思い出す。
眠れぬ夜に唄ってくれた。
眠りの浅い僕にしては、ぐっすり眠れたことを覚えている。
外に降る雨を眺めながら、今すぐ君に会いたいと思った。
二人分はいれるような大きな雨傘を持って君を迎えに行きたい。
そして、子守歌を唄ってもらう。
テーブルの上にお弁当箱が鎮座していた。
走れば、まだ間に合うだろう。
エプロンを外して、お弁当箱をつかむ。
日陰を選んで歩いている背中が見えた。
名前を呼ぶと不思議そうな顔をして振り向いた。
お弁当箱を見せる。
「もう忘れ物しちゃ駄目だよ?」と言うと「ありがとう」と額にキスされた。
せっかくの休みが揃ったというのに、貴方の視線はすれ違う女の子を見ている。
久しぶりのデートだからと買ったばかりのワンピースを着てきたのに。
褒めてもくれなかった。
もう飽きられたのかな、そんなことを思ってしまう。
貴方の視線を独占したい。
ここにこんなに可愛い女の子がいるんだぞ。
テレビでひまわりでできた迷路が紹介されていた。
「面白そうだね」と私は言った。
「そうだね」と貴方は言った。
私はリモコンでテレビの電源を切った。
食事中はテレビを見ないのが我が家のルールだ。
話題はそれきりだった。
貴方は私と違って忘れない。
日曜日、ひまわりの迷路に連れてこられた。
今でも思い出す。
別れの際だった。
君はぎこちなく、僕の指先を両手で包む。
そして大粒の涙をためながら笑った。
君を置いていくのは、身が割けるように辛かった。
どうしても一緒にいられないことが悲しかった。
それでも最後に君が笑ってくれたから救われた気がした。
この別れは無駄ではない。
僕らから君にあげられる一生分の幸せを形にした。
それは君の左手の薬指と同じサイズの指輪。
これから先、君と一緒だったらやっていけるような気がしたんだ。
苦しい時も、悲しい時も、傍にいて分かち合いたい。
その背に負った荷物を軽くしてあげたい。
そんなことを思ったのは君が初めてだ。
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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