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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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「君がいなくても大丈夫だよ」嘘つき。
声が震えているよ。
そうやって強がっても、僕にはお見通しだよ。
どれだけの時間、一緒にいると思っているんだよ。
泣くのを我慢しているのは分かっているよ。
「僕には君が必要だ」はっきりと告げる。
「馬鹿だね」君は小さく笑った。
それから涙を零した。
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君とふれあっていたのに、傷つけあってしまう。
まるでヤマアラシのジレンマのようだった。
いつの日か、ちょうどよい距離を見つけることができるのだろうか。
その時には、僅かなぬくもりを分かち合えるのだろうか。
これ以上、僕は君を傷つけたくない。
毛布のように優しく包みこんであげたい。
知ってたよ、君の答えは。
それでも伝えたかったんだ。
僕の方を振り向く要素は万が一かもしれない。
それに賭けたかったんだ。
君はお手本通りの言葉で謝った。
僕のことを利用しても良かったのに、誠実な君にはできなかった。
そんな君だから、僕は君が好きになった。
そして叶わない片恋に落ちた
「まるで虚栄みたいね」君は咲いた桜を見上げて言った。
僕には意味が分からなかった。
「いつかは散る姿は一緒だわ」君は続けて言う。
我が身と桜を重ねていたのだろうか。
栄華を誇っていた家は離散を余儀なくされた。
君の言葉を重く、僕を黙らせるのには充分だった。
一緒に見ているが虚無だ。
大人気なく喧嘩をしてしまった。
こうなると今日のデートはキャンセルだろうか。
ランチを代を払って店を出た。
無言が重たかった。
すると君は軽々しく、僕の腕を軽く握る。
迷子にならないように付き合いたてからの習慣だった。
「ごめんなさい」小さく君は言った。
「僕も言い過ぎた」と言えた。
夢の君は、笑っていたのに。
現実の君は、泣いている。それも僕のせいで。
泣き虫の君が泣きだすと長いことを知っている。
ハンカチは涙で濡れて、絞れそうだった。
本当は笑っていて欲しいのに、上手くいかない。
こんな時、どうすればいいのだろう。
静かに泣く君を見ながら、僕は頭は働かせる。
道は枝分かれしていた。
どちらの道の方がより幸せを感じるだろうか。
二つに分かれた道の真ん中で迷っていた。
後ろからやってきた少女は、悩む少年を置いて道を進んでいった。
刹那、視線が合った。
まるで一緒に来ないか、と誘うようだった。
背中を見送って別の道を選んだ。
後悔が心の中疼く。
今日もやってしまった。
後悔するぐらいなら、初めからしなければいい。
そうと分かっていてもできない。
生まれついての天邪鬼なのかもしれない。
ほんの少しの甘えがあるのも確かだ。
そろそろ短いとは言えない付き合いになる。
気がついてほしい。
「簡単な嘘くらい見抜いてよ」と言葉にした。
鋭い眼光に射すくめられた。
子鼠のように怯えた。
その様子がおかしかったのか、帝王は嘲る。
これからの一挙手一投足が運命を決める。
手は震えて、喉はカラカラだけど顔をあげる。
帝王を見つめ返す。
すると変化が訪れた。
帝王の視線に憐みのようなものが混じった。
絶好の機会だった。
口を開く
隠れ鬼には最適な路地裏。
ごったに荷物のあるそこに身を隠そうしたら先客がいた。
他の場所を探そうと踵を返す。
手首を掴まれた。
少女は嬉しそうに、指を指先でなぞる。
どうやらここに隠れていろ、ということだろうか。
途惑っていると「鬼に見つかっちゃう」と透明な声が囁く。
少年は頷いた。
「これからはよろしくお願いね」気さくな少年は手を差し出した。
内気な少女は途惑う。
遠慮がちに、自分の両手のひらを軽く握る。
どうして明るく振舞えるのだろう。
格子の嵌った部屋で少女は思った。
「少し馴れ馴れしかったかな?でも君と仲良くしたいんだ」少年は言った。
少年の手を握った。
少女は少年の前に脇差しを置く。
少年は少女の前に指輪を置く。
これにて契約は成立した。
少年は生命の限り少女を守る。
少女は生命の限り少年を愛する。
二人はめでたく婚約者同士になった。
ここまで来るのにずいぶんと回り道をさせられた。
少年は思いを馳せる。
これで少女は自分だけのものだ。
「助けて」乾いた唇で少女は言った。
「行こう」少年は少女の手を取った。
「どこへ?」途惑ったような声をしていた。
「このまま世界の果てに行こう」少年は力をこめて少女の手を握る。
「僕たち二人だけの世界に行くんだ」少年はキッパリと言う。
少女の顔が明るくなる。
「連れて行って」と言う
水鏡は静寂を漂わせていた。
水面に自分の顔が映る。
そこに人型を模した紙を並べていく。
水を知った紙は重さで水底に落ちていく。
穢れが払われていく。
一枚一枚、祈りをこめて水面に置いていく。
病気や怪我をした人たちが早く治りますように、と願う。
巫女である自分だけができることだった。
君に出逢わなければ幸せだった。
僕は恋の悲しみや苦しさを知らずにいられただろう。
君と出逢って僕は弱くなった。
君の小さな仕草も見逃せなくなった。
僕は君からどう思われているのだろう。
そんなことを考えてしまう。
考えても答えが出ない迷路にさまよう羽目になった。
君と出逢ったばかりに
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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