iotuのlog
ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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2026.03.02 Mon 18:40
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『言わなくても分かるから』
二人の間に静寂が漂っていた。
繋いだ手のぬくもりが心細かった。
このままではいけないと口を開く。
けれども言葉にしようとしたら、何を言えばいいのか分からなった。
君は「言わなくても分かるから」と囁いた。
繋いだ手にわずかに力がこもる。
だから、僕は無言で頷いた。
二人は影を追った。
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2019.09.30 Mon 22:27
140文字の物語
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文中に『遅い』を入れて【不思議】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
彼が待ち合わせの時間に来ることはない。
いつでも遅れてくる。
今日も遅い。
でも不思議と彼が遅刻をしても怒ったりしなかった。
待っている時間、彼のことを考えているだろうか。
どんな服で、どんな表情で現れるのか、想像するのは楽しみですらあった。
彼は今日はどんな言い訳をするのだろう。
2019.09.30 Mon 22:27
140文字の物語
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『朝』と『鉛筆』、登場人物が『かばう』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
残業しても、家に持ち帰っても、一向に終わらない仕事。
気分転換にいつもより早く起きて、学校に向かった。
早朝と呼んでもおかしくない時間のせいか、職員室はガラガラだった。
赤色鉛筆で採点をする。
「先生、早いですね」新卒の教師が言った。
「先生こそ、いつもこの時間ですか?」と返す。
2019.09.30 Mon 22:26
140文字の物語
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『「嬉しそうに、手のひらを触れ合わせる」キーワードは「路地裏」』
誰にも知られてはいけない恋人同士だった。
大きな通りで手を繋ぐのはもちろん駄目。
本当は手を触れ合わせたいのに。
私よりも大きな手を握りたいのに。
いつもの通学路。
思いついたら早かった。
彼を強引に路地裏につれこんでいた。
嬉しそうに、手のひらを触れ合わせる。
彼の方も分かったようだ
2019.09.30 Mon 22:26
140文字の物語
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『いつから嘘だってわかってた?』
よくある修羅場というものだろうか。
僕と君が付き合ったのは間違いだった。
それを再確認しただけだった。
僕は君が好きだった。
出会った時からずっと君だけを見つめ続けていた。
君が「好きだ」と言ってくれた時は最高の幸せだった。
「いつから嘘だってわかってた?」君は尋ねた。
「最初から」
2019.09.30 Mon 22:25
140文字の物語
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文中に『水たまり』を入れて【感謝】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
目覚まし時計が鳴って目覚める。
ベッドから降りてカーテンを開ける。
強雨は寝ている間に去ったようだ。
爽やかな朝だった。
いつものように学校に行く準備をして家を出る。
アスファルトのところどころに水たまりができていた。
それをよけながら学校に向かう。
今日も君におはようを言うために。
2019.09.30 Mon 22:25
140文字の物語
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『木』と『シャツ』、登場人物が『引っかかる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
木陰の下にいても暑い。
日差しの下に出たらもっと暑いのだろう。
容易に想像できた。
汗が噴き出して肌にシャツがくっつく。
不快な感触がした。
そんな中君がやってきた。
日差しを知らない白い肌の君は涼しそうだった。
どんな用事があってきたのかそれに引っかかる。
また無理難題を言うだろうか
2019.09.30 Mon 22:24
140文字の物語
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『「上目遣いで、腕を両手で包む」キーワードは「旅行」』
旅行は旅行でも特別な旅行だ。
旅行の前に『新婚』とつく。
二人で旅行するのは初めてではないが、それでもときめく。
君は上目遣いで、僕の腕を両手で包む。
「どうかしたの?」と僕は訊く。
「幸せだなぁ、と思って」と君ははにかむ。
それすら愛しくて、僕は君の額にキスをした。
君は俯いた。
2019.09.30 Mon 22:23
140文字の物語
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『朝なんて来なければいいのに』
目覚まし時計が鳴った。
傍らのぬくもりがもぞもぞろと動いた。
「今日はまだ眠っていて良いよ」僕は優しく声をかけた。
しかし君はぱっちりと目を開けた。
「朝なんて来なければいいのに」と君は不満げに言う。
「そうしたら、ずっと一緒にいられる」君は枕を抱えて言った。
子供っぽい仕草だった
2019.09.30 Mon 22:22
140文字の物語
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文中に『何気ない』を入れて【知りたくない】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
彼は何気ない仕草でスマホを取り出した。
デート中はお互いを見つめあおう、という約束だった。
それなのにスマホを見つめている。
悲しくなったが、重要な用事が舞いこんだのかもしれない。
ぐっと堪えた。
スマホの先の相手を知りたくない。
私よりも魅力的な存在だと知ってしまっているから。
2019.09.30 Mon 22:22
140文字の物語
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『秒針』と『傷跡』、登場人物が『微笑む』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
青年の傷跡を少女は指先でなぞった。
「ごめんなさい」少女は涙目で言った。
確かに少女を守るためにできた傷だったが、光栄だと思っていた。
青年はどう答えたらいいのか迷った。
秒針が一周するほど沈黙が漂った。
「君を守れて嬉しい」青年は微笑む。
少女は大きな目から大粒の涙を零した。
2019.09.30 Mon 22:21
140文字の物語
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『「恥ずかしそうに、指を折れんばかりに握る」キーワードは「嫉妬」』
僕は道行く女の子を見ていた。
景色を見ているのと同じだと思っていた。
それなのに君は恥ずかしそうに、指を折れんばかりに握る。
「どうしたの?」と僕は尋ねた。
君は答えなかった。
「もしかして目移りするかと思った?」と僕は重ねて尋ねた。
「デート中ぐらい見てほしいの」と君は呟いた。
2019.09.30 Mon 22:21
140文字の物語
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『落とし穴にご注意を』
「落とし穴にご注意を」シルクハットをかぶった紳士が言った。
そこで夢から覚めた。
どんな落とし穴が待っているのだろう。
できれば落ちたくない。
今日から高校生活が始まる。
新入生として学校に入る。
体育館に集められて入学式が行われた。
生徒会長の挨拶にやられた。
見事、落とし穴に落ちた
2019.09.30 Mon 22:20
140文字の物語
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文中に『ミス』を入れて【気持ちいい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
文化祭のミスコンに推薦された。
可愛く産んでくれた両親の遺伝子に感謝する。
人間関係は第一印象で決まる。
その点、可愛い外見を持って生まれた自分は得だと思う。
いつでも人の輪に入れて、ちやほやされる。
幼稚園の頃からずっと続いている。
学園生活は快適だった。
女の子は可愛くないと損だ
2019.09.30 Mon 22:20
140文字の物語
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『霞』と『嘲笑』、登場人物が『照れる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
街は霞がかっていた。
1メートル先も見られない。
不安になった幼なじみが「手を繋いでいい?」と訊いてきた。
子どもの頃に戻ったようで僕は少し照れる。
「いいよ」と幼なじみに手を差し出した。
「ありがとう」幼なじみは俯いた。
勝負に買ったようで、心の中で嘲笑した。
気づかれてはいけない
2019.09.30 Mon 22:19
140文字の物語
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iotuは五百箇という意味の古語から。
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