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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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目が覚めたら、起床予定時刻を30分過ぎていた。
完全な寝坊だ。
どうして起こしてくれなかったんだ、と恨んだところで気がつく。
君はもうここにはいないのだ。
毎日起こしてくれた君は、昨日この部屋を出ていった。
ネクタイの柄を選んでくれる君はいない。
これからは一人でやっていくんだ。
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童話を読んでいると、自然と涙が零れる。
食べる物がなくなった兄妹が木の根を噛む描写が辛い。
それでも両親が見つけてくれると信じている。
その無垢さが心を苦しくする。
ハッピーエンドで終わるのだろうか。
読み手に問うような童話がこの本には多い。
兄妹は両親に会わないほうがいいのかも。
信号が青に変わった。
待っていた歩行者たちが横断歩道を渡り始める。
そこへ信号無視をした車がやってきた。
ほんの一瞬だった。
僕は君を引っ張った。
危機一髪だ。
君は車にぶつかることなく助かった。
君は泣き顔で、僕の両手に指を絡める。
「怖かった」通り過ぎていった車を見ながら君は言った
季節が大きく変わろうとしている。
この国は季節の移り替わるのに雨が降る。
一雨ごとに四季が巡っていく。
帰宅途中に雨が降り出した。
今日も星空は見えないみたいだ。
それがたまらなく寂しい。
君の元へ繋がる空が雨が降るのは、まるで涙みたいだと感じた。
音もなく降る様子がそっくりだった。
友達は黙々とスマホをいじっている。
いわゆるソシャゲーをしているのだ。
ご飯を食べ終わって食後の珈琲を飲んでいる最中でも指は忙しいそうに動いている。
「楽しい?」ふと疑問を持って尋ねると、画面を見せてくれた。
「シナリオが良いの!ついついハマちゃった」と友達は嬉々として言う。
階段を下りていくと台所は薄暗かった。
いつもなら少女が朝ごはんの準備をしている頃だ。
棚を開けてインスタント麺を取り出す。
沸騰した湯に麺を投入すると、キッチンタイマーのボタンを押す。
独りで暮らしていた時と同じ朝ごはんだ。
ドタバタを少女が駆けこむ。
「ありがとう」感謝を伝える。
平年並みの気温が寒いと思った。
例年よりも暑い日が続いたからだ。
衣替えをするのも遅くなった。
慌てて幼なじみと衣料店に飛びこんだ。
店内は空調が利いていて暑いぐらいだ。
それに騙されてはいけない。
暖かい流行の服を買わなければ。
「行くよ!」無理矢理、幼なじみの指先をぎゅっと握る。
僕がどんなに落ちこんでも、僕がどれだけ泣きたくなっても。
元気になれる君限定の魔法の言葉がある。
君だけにしか使えない。
君だから意味がある。
そんな言葉を囁いてほしいんだ。
恥ずかしがり屋な君が伝えてくれる「大好き」という言葉は魔法だ。
僕に立ちあがる勇気をくれる。
だから囁いて。
無事にただの友達からカップルに昇格した。
お互いに想いあっていたのは奇跡ともいえる。
それなのに君はそっけない。
友達だった頃を変わった個所があるのだろうか。
もっと恋人らしいことをしたいと願っても、ひらりとかわされる。
それじゃあ告白した意味がない。
忙しいで片づけないでほしい。
出逢った頃はまだ半袖で過ごせた。
季節は移ろいコートが似合うぐらい寒い季節になった。
それだけ二人の間に時間が流れた。
それなのに二人の関係は進歩していないような気がする。
君は僕からはぐれないようにぎこちなく、腕を握る。
「寒くない?」と訊いてコートの中にお招きしたいと思う。
-
窓際に座った乙女は小さく呟いた。
誰に聞かせる風でもなく、独り言のように。
「幸せはどこにあるんでしょう?」
宝石のようだと譬えられる瞳は窓の向こうを見つめていた。
この国一番の高貴な乙女は幸せではないのだろう。
悲しくなるほどに穏やかな口調に、それが滲んでいた。
幸せを届けたい。
プランターに一緒に種を植えた。
芽が出た時は手を合わせて喜んだ。
毎日、写真を撮り続け、アルバムに写真を収めた。
この花が枯れたとき、君は僕から離れていく。
知っていたから、一緒につける観察日記は尊いものになった。
花が枯れても僕の想いは一緒だ。
君が好きだという気持ちは揺るがない
彼より前に君と出逢っていた。
波長が合うように、気が合った。
それなのに君は僕ではなく彼を選んだ。
所詮、僕は友達だったのだ。
運命の人ではなかったのだ。
それを見せつけられて、僕は怒りにも似た感情を抱いた。
それでも、君の傍から離れるという選択肢はなかった。
矛盾を抱えたまま過ごす
彼の人の眼光は鋭い。
与えられた選択はどちらも厳しいものだった。
注がれる視線に緊張して、目を床に落とす。
万民のための選択とはいえ、どちらも犠牲をなくすことはできない。
だからこそ彼の人は自分に問うたのだ。
皇帝といえども迷うことがあるのだろう。
誰もが幸せになるという選択はない
「話、ちゃんと聞いているの?」君はろれつの回らない口調で言う。
瞼は重たそうで、今にも眠りにつきそうだった。
「大丈夫。聞いているよ」僕は小さな背中をポンポンと軽く叩く。
「嘘つき」君は泣き顔で、僕の両手のひらに爪を立てる。
「心外だなぁ。これでも君のことを心配しているんだよ」
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プロフィール
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iotu(そら)
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自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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