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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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幼なじみは「幽霊なんて非現実的だ」と言う。
「肝試しなんて馬鹿々々しい。さっさと追われせて帰るぞ」とためいきまじりに断言する。
私は怖くて一歩も進めない。
その様子に幼なじみが手を差し出す。
遠慮がちに、両手のひらをぎゅっと握る。
あたたかい手だ。
それだけなのに不安が解けていく。
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「君が好き」何度くりかえしても君の涙は枯れることがない。
これほどまでに愛しているのに伝われない。
僕は君を嫌うことなんてできないのに、君は信じてくれない。
あと何度、言えばこの想いが届くのだろうか。
それとも一生、くりかえさなければならないのだろうか。
それはちょっと切ないな。
君と何度も約束をした。
守る事のできない約束もあった。
果たす事のできた約束もあった。
これからも何度も約束するのだろう。
君が飽きるまで。
絡んだ小指だけが、証拠だ。
僕はできるだけ約束を守ろうとするだろう。
君はそれを期待するだろう。
他愛のない約束でも降り積もれば重さを増す。
想い出は淡く、輪郭は霞みがかっている。
どうして、あの時手を離してしまったのだろうか。
ぼんやりと後悔する。
手を離さなければ違う未来が待っていたのだろうか。
繰り返し夢のように悔いる。
涙を流しながら電車に乗る君を抱きしめれば良かったのだろうか。
後悔は先に立たず。
想い出になる。
「武ばかりを努力してきた武士だ。策を授けてくれないか」武士は頭を下げた。
「どのような策も授けて差し上げましょう」策士は言った。
「真か?」武士は喜ぶ。
「ただし、貴方の信条を曲げるような策かもしれません。それでもよろしいと血判をいただきたい」
策士は言った。
「もちろんだとも」
「俺のことを見捨てないでくれよ」酔っぱらいは泣きそうになりながら、指先にしがみつく。
「はいはい。見捨てませんよー」適当な相槌を打つ。
「本当にそう思っているのは証拠を見せてくれよ」酔っぱらいは面倒くさいことを言う。
「こうして迎えに来てあげてるじゃないですか」私は溜息をつく
形ばかりのお付き合いだった。
世間の恋人同士がするようなことをなぞった。
それでも私の心をはときめかない。
あなたはそれでもいいと言ってくれたけど、不実な気がした。
ホテルのバーで重たい口を切り開いた。
「知ってたよ、君に答えは」あなたは寂しそうな笑顔を浮かべた。
申し訳ないと思う
掠め取られた唇は骨ばった体つきとは意外なほど柔らかかった。
まるで恋人宣言のようなキスだった。
今まで友達としか見られなかった君が一気昇格する。
それぐらい驚きに満ちたものだった。
君はどんなつもりで私の唇を奪ったのだろうか。
二人の関係性は変わってしまった。
嫌だとは思わない。
スマホのカメラで撮ったフォトをどれをメール添付するか悩む。
あの日、僕と君が一緒にいた証。
滑稽なほどフォトは君ばかりを写していた。
まるで僕の視線のように。
一番素敵な笑顔を写したフォトを添付する。
僕の気持ちが伝わりますようにと願いながら。
フォトは光の速度でスマホに送られる。
行楽日和になった今日は、公園には長閑な景色が広がっていた。
それなのに君の表情は下り坂。
遅刻もしなかったし、君の話をきちんと聞いていた。
それなのに君は怒り顔で、僕の指に触れる。
「卵焼き失敗したの」君は言った。
どうやら怒りの方向は僕ではなく君自身だったようだ。
僕は安堵した。
私は鳳凰の化身らしい。
だから死ぬ度に強くなるという。
怖くて試したことはない。
それは言い訳で、実際は力が欲しい。
心が揺れ動く。
もっと早く知れたら、家族を喪うことはなかっただろう。
時間を巻き戻して、あの頃に戻りたい。
そしたら生命を削って家族を助けられただろう。
運命は皮肉だ。
愛猫が音もなく、足にすり寄ってきた。
すっかり冬毛になった被毛を撫でると、ゴロゴロと嬉しそうに鳴いた。
独りきりのマンションに置いて行かれるのは寂しいのだろうか。
愛猫は帰ってくると玄関で待ち受けている。
けれども二匹飼うような金銭的な余裕もなく、構ってやれる時間はないのだ。
中身を伴わない誓いを重ねる。
誠心誠意という言葉は空っぽだ。
だから何度でも誓える。
重ねた言葉は軽く、風船のように飛んでいく。
いつか君のもとに届けばいいのに。
そうしたら君は僕の心を知ってくれるだろうか。
誓いが本物になるだろうか。
そんな高望みを考えてしまう。
嘘ばかりつくのに。
悪ふざけにもほどがある。
君は優しく、僕の両手のひらををぎゅっと握る。
勘違いしてしまいそうだ。
君が僕を好きになる理由はない。
僕がどれほど君を好きでも。
だからこれはいつもの悪ふざけ。
握り返してはいけない。
僕と君の関係が崩れてしまう。
それでもあたたかな手を離したくはなかった。
-
君が幸せだと僕も嬉しい。
こんな感情をどう伝えればいいのだろう。
君は優しいから僕のことを心配してくれる。
だから僕も君のことを心配したくなる。
僕ができることは少ないから君を幸せにすることは難しい。
君の笑顔を見たいなんて贅沢なのだろうか。
君の心と僕の心が繋がっていればいいのに
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プロフィール
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iotu(そら)
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自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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