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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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呼吸に咳が混じる。
生命が潰えようとしている。
残された時間は少ない。
手を必死に握って、少しだけでも長くと祈ってしまう。
そんな僕を見て、君は微笑む。
君の澄んだ瞳はすべてを覚悟していた。
それが見てわかってしまったから、僕の目から涙が零れてしまう。
「また次の世界で」と君は言った
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忘年会の出欠席をとる。
今年は残念ながら忘年会はクリスマス・イブに開かれる。
家庭を持つ人たちからは不満の声も上がった。
けれども仕方がない。
半ば強制的の忘年会だ。
同僚に予定を訊く。
「その日、デートなんだよね」軽い口調で言う。
誰も彼もハッピークリスマスだ。
予定がなくて悔しい。
枯れた枝のように貧弱の肉体。
義理でも映えるとは言えない。
しかし舞台に立つと違う。
観客の視線を集める。
輝くスターになる。
普段の姿からは想像できないほど違う。
天賦の才と言ってしまえば、それだけなのだろう。
誰よりも眩しい君の姿を見て羨ましいと思った。
僕にもその才が欲しいと思う
二人して路地裏に隠れる。
雑多な物が置かれている路地裏は、僕らを自由にしてくれる。
君は堂々と、僕の両手のひらを指先をなぞる。
僕の存在を確かめるように。
くすぐったくて思わず声を上げてしまった。
君ににらまれる。
隠れ鬼のように路地裏に隠れているのだ。
見つかるわけにはいかない。
常々、不満を持っていた。
だから口論になった時、零れ落ちた。
「可愛い以上の言葉ってないの」私がそういうと貴方は目を丸くした。
「た、例えば、好きとか、愛しているとか」言い出してみると恥ずかしい言葉だった。
他の恋人同士のように言ってほしいと思っていた。
いざ機会ができると照れる
今回は「海」をテーマにした小論文だった。
内陸の地で育った少女には憧れの場所だった。
素直にそのことを書いた。
白金色の頭髪の少年は正反対に「海」がなくて良かったということを書いた。
そんなことを書いたのは一人だけだった。
結果、少年の小論文が掲載されることになった。
悔しかった。
君は満天の夜空を前に遠い目で眺めていた。
僕の知らない想い出でもあるのだろうか。
君のシルエットはどこか不安定で寂しげだった。
そんな君を抱きしめて、唇を盗む。
君はようやく僕を見た。
君の瞳に映る僕は滑稽なぐらい間の抜けた顔をしていた。
それでも「君を愛している」と告げていた。
昼下がり、並んでソファの上に座っていた。
溜めこんだ録画した番組を見る。
長かった一週間も終わり。
また明日から仕事だ。
こうして二人一緒にいられる時間は尊いものだと知らされる。
そっと、無造作にソファの上に置かれた指に触れる。
あたたかな温もりを共有したくて。
すると指を握られた。
僕と君の愛は満月のように丸かったはずだ。
気がつけば、少しずつ削られていた。
だから、僕は欠けた愛を探してる。
僕と君がやり直しできるように。
きっと恋人同士になった頃のように、満ちた気分になれるだろう。
だから、君も一緒に探してくれないか。
二人で探せば、見つけるのも容易だろう。
昔話にあるように、部屋を覗いてはいけないと言われて覗く男は、どんな気持ちだったのだろうか。
どうしても知りたくて覗かずにはいられなかったのだろうか。
覗いてしまった後、悔いたことしか語られない。
今の僕の気持ちによく似ている。
君の心の中を覗きたくて仕方がない。
望まない結果でも
君の瞳が聞きたくないと訴えていた。
君の大きな瞳には間抜け面をしている僕が写っている。
君の期待を裏切るようなことを言わなければならない。
君はそれを知っているから無心で見上げてくるのだ。
僕は心の中で数字を数えながら冷静になろうとした。
せめて君を傷つけないように優しく伝えたい
今日も君はわがままだ。
できないことはできないのだ。
たとえ君がどれほど望んだとしても。
そりゃあ、聖なる夜を君と過ごしたいけど、平日なのだから仕方がない。
君は怒り顔で、手のひらに指を絡める。
降参だ。
君のわがままに付き合おうじゃないか。
一緒にいられる時間は限られているけど。
暮れずむ帰り道。
いつものように二人で帰っていた。
ただ一つ違うのは、彼氏彼女の関係になったことだ。
今日から付き合い始めた。
見事な夕焼けに息をのむ。
彼も気づいたようだった。
二人そろって立ち止まる。
彼から手を繋いだ。
私は彼を仰ぐ。
頬が赤いのものも気のせいってことにしてあげる。
蛍は澄み切った場所でしか生きられない。
それとな同じように、君も澄み切った場所でしか生きられない。
僕と君は住むところが違うのだ。
血みどろの戦場は、君には似合わない。
澄んだ水辺でちらちらと静かに輝いていてほしい。
我儘を言わないでほしい。
思わず叶えてしまいたくなるじゃないか。
睨みつけるように薔薇を見る。
冬が迫ってきた季節だ。
花は少ない。
カメラを片手に薔薇の生け垣を見つめる。
どう撮れば美しく撮れるだろうか。
生命の美しさを表すことができるだろうか。
何枚もシャッターを切っても満足いくものができない。
題材は充分。
足りないのは腕前だろうか。
悔しかった
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プロフィール
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iotu(そら)
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自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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