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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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彼は先代から長々と仕えてくれた忠臣だった。
竜が雲を突き破って昇天するように、彼の生命も喪われた。
屋台骨が一本折れたかのように、この国にとって痛手だった。
先代から位を譲り受けたばかりの青年は、和睦の書簡に判を押す。
墨で戦をやめることをしたためる。
これで仮初の平和が手に入る
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「私、悪くないもん」と断言した。
「俺だって悪くない」とそっぽを向いたまま彼が言う。
共通の友達がしびれを切らした。
「喧嘩両成敗」無理矢理、私たちの指先を触れ合わせる。
「どっちも悪かった。ほらゴメンナサイは?」友達は言った。
同じタイミングで二人は謝った。
それが滑稽だった。
可愛い阿子。
母の願いを忘れないでほしい。
貴方の全てが愛おしいの。
私の元へとやってきてくれた。
その時から愛しているわ。
人生は平坦な道ではないから時に迷うことがあるでしょう。
そんな時でも、傍にいて支えてあげたい。
この世の苦しみから遠ざけてしまいたい。
幸せな笑顔を浮かべていて
古今東西、人は恋に落ちる。
喜びを運んででくる恋。
苦しみを引きずる恋。
幸せにしてくれる恋。
悲しみを連れてくる恋。
それこそ、星の数ほどある物語。
僕と君の出会いも、その中ではありふれたものだろう。
それなのに大切な宝物のように感じるんだ。
繋いだ手を離したくないと強く思うぐらい。
夜風に当たりながら星空の美しさを堪能していた。
この時期は空気が澄んでいて、星が落ちてくるように綺麗だった。
どう言葉で表現すればいいのか分からずに悩む。
平凡な賛辞しか出てこない。
素直に『美しい』といえばいいのだろうか。
輝く星をダイヤモンドに譬えた歌は素晴らしいと思った。
春は出会いと別れの季節。
あと何年一緒にいられるのだろうか。
淡い色の桜を見ながら、少しだけ感傷的になった。
桜が散る頃に出会った二人だから、桜を見ると切なくなった。
そんな話をしようとしたら、隣は大欠伸。
思わず怒り顔で、腕に爪を立てる。
「ゴメン」と謝られたので「こちらこそ」
穏やかな表情で眠りについた愛猫を撫で続ける。
家に迎えた時から分かっていたことだった。
猫の寿命は人間よりも短い。
あっという間に駆け抜けてしまった生命を未練がましく触れ続ける。
もう喉を鳴らして喜んでくれることはないと知っていても。
「きっと幸せだったんでしょう」と母が言う。
暖房のきいた部屋で氷菓を食べる。
なんて贅沢なんだろう。
暑い夏に食べる氷菓とはまた別の味だった。
食べ終わるのがもったいない、と思ってしまう。
こんな贅沢をして良いのだろうか。
匙ですくって氷菓を口に入れる。
舌の上で溶けていく感触が気持ちがいい。
お代わりしたくなるが、明日の分だ
毎朝読んでいる新聞に変化があるような気がした。
話題にしてはいけない記事を避けているような感じがした。
まるで世界は平和のように取り繕っているようだった。
印刷された新聞を睨む。
取り合上げるべき記事は他にもあるような気がした。
仮初の平和の中にいる違和感に最後まで読む気が失せた
些細なことで口論になってしまった。
我慢比べは君の勝ち。
無言でいるのに辛くて僕は「ゴメン」と謝った。
すると、気まずそうに「ごめんなさい」と君は言った。
それから嬉しそうに、君は指先で僕の指先をつつく。
心がくすぐったくなって、僕は君の指先を握り締める。
仲直りができて良かった。
甘い声が僕の名前を綴る。
その度、胸が弾む。
ついつい期待してしまう。
君の特別になれるような気がした。
けれども、君にはすでに恋人がいる。
裏切るような性格ではないことを知っている。
親愛の情だと分かっている。
お願いだ。
そんな声で呼ばないでくれないか。
愚か者が勘違いしないように。
鎖が張られた先には廃墟があった。
裕福な人たちが住んでいたのだろう。
それはお化け屋敷も立派なたたずまいだった。
「帰ろうよ」と少女が言った。
「ここまで来たんだし、何かの記念に撮影するぐらいいいだろう?」と少年は言った。
不安がる少女の頭を撫でる。
「帰ろうよ」と少女は繰り返す。
青年が神剣・神楽に気に入られて同胞との戦いに巻きこまれた。
押しつけた少女側から見れば、怪我をしてくる青年を介抱するのに慣れ切っていた。
けれども病気は違う。
神剣・神楽は病を治してくれることはない。
少女は泣きそうになりながら、青年の指先にしがみつく。
「大丈夫だ」と青年は言う
「君は僕にとってのラッキー7だ」嬉しそうに青年は言った。
「君と出会ってから良いこと尽くめなんだ」噛みしめるように言葉を続ける。
孤独な時間が長かった青年に喜びを運べているのなら光栄だ。
辛かった分だけ、幸せを味わってほしいと感じた。
いつまでもラッキー7でいたいと思う
-
「愛してる」そう君に伝えることができるのが、どれほど幸せだったか。
君は知らなくてもいい。
君と過ごした時間は、記憶から淡い想い出になりかけている。
それすら愛おしくて、寂しくはなかった。
君と出会えたことには意味があった。
僕が僕らしくあれるために必要な、いわば『運命』だった。
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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