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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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ついていないと思った。
修学旅行の班決めで親友と別れた。
しかも、いつも煩い男子と一緒。
他の女の子たちは喜んでいたけど。
距離を開けて、とぼとぼとついていく。
うつむきがちに歩く。
すると男子の一人が堂々と、指先を握り締める。
ビックリして言葉が出ない。
「はぐれそうだから」と言う。
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自分よりも幼い少女のお頭を撫でる。
「子ども扱いしないでください!」少女は抗議する。
それに青年は微笑んだ。
「俺から見れば、まだ子どもだよ」青年は言った。
少女は膨れっ面をする。
他愛のない日常だった。
それが尊く、ずっと続けばいいと青年は思った。
少女と二人、日差しを浴びながら。
学校には一つや二つ伝説がある。
そのうちの一つに、校庭にある木に願い事を書くと必ず叶うというものがあった。
卒業式に迎えるある日、その木を眺めた。
色んな筆跡でささやかな願い事が書いてあった。
そのうちの一つに見覚えのある文字があった。
眼鏡をかけてよく見る。
忘れないと思った。
泣きたい時はお風呂に入るといい、と聞いた。
誰にも見られずに泣きたかったので、湯船に浸かる。
気分が晴れるように入浴剤を入れた。
鮮やかに染まった湯船を見ていたら気が落ち着く。
泣き顔で、両手を軽く握る。
水のようにつかめないそれは自由なようで良かった。
いつの間にか涙は止まった。
どんな私がお好みで?
あなたが望むような女性を演じてみせる。
可愛い女の子が好き?それともリードしてくれるような大人女性が好き?
あなたが望むままに姿を変えましょう。
何より大好きなあなたのためですから。
苦痛はありません。
「ありのままの私が好き?」ずいぶんと変わり者のようですね
彼は察しが悪い。
どうして、私が怒っているのか気がつかない。
ただ機械人形のように謝るばかりだ。
そろそろ、私のことを分かってくれてもいいと思う。
謝れば許してもらえる。
そんな甘さがないことを気づいていくれてもいいと思う。
まるでかみ合わない歯車のようだと感じた。
どこが違うのだ。
優しい風が吹き木の葉がかすれあう。
その音が波のように聞こえた。
少女と二人で海へ行ったのはいつのことだっただろうか。
「波の音みたいですね」少女は言った。
同じことを考えていたことを知って嬉しかった。
「また海が見たいです」少女ははにかむ。
青年が提案しようとしたことを少女が言う。
真っ赤に染まるものなんだ?
モミジの葉。カラスウリ。リンゴ。夕焼け。
少女は遠慮がちに、少年の手のひらをぎゅっと握る。
真っ赤に染まるものなんだ?
二人の頬。
少女の見間違えなければ、少年の頬は真っ赤に染まった。
それを見た少女の頬も真っ赤に染まった。
繋いだ手は振りほどかずに帰る。
僕を傷つけるのも、僕を喜ばせるのも。
君だけがいい、君しかいらない。
君の冷たさ、君の優しさ。
そんなもの全てを手に入れたい。
あの日、出会ったのは『運命』ということにしておきたい。
僕の人生に彩りを洗えてくれた君だから、喪えばまた灰色に戻るだろう。
生きている間は僕の傍にいて。
蒼穹を白い鳥が渡っていた。
快晴だったから色の対比が美しかった。
ふと国語の授業で習った和歌を思い出す。
白鳥は空の青さも、海の青さに染まらない。
それは哀しいことではない。というものだった。
作者の名前は度忘れしてしまったが心に残る和歌だった。
実物を見てみると、なるほどと思う。
今日は空色が見事だ、と君が言った。
君と同じものが見たくて、サングラスを外した。
途端に襲い来る紫外線。
痛がる僕に、君はサングラスをかけさせた。
サングラス越しの空は明るくもなければ、美しくもない。
一瞬だけでも見られた空の方が何倍も輝いていた。
僕の目にとって有害であっても。
勉強なんてやり慣れていないものに向かうのは時間の浪費だった。
問題集が遅々として進まない。
「気分転換に肝試しをしないか?」誰かが言い出した。
あっという間に賛同者が集まる。
一人を除いて。
少女はさりげなく、少年の手のひらを指先でなぞる。
声なき声を挙げていた。
少年は指を握った。
「好きだよ」何回、聞いたセリフだろう。
まるで挨拶のように、少年は言った。
「私は嫌いよ」少女は棘をまぶして返事をする。
「うん、知ってる」少年は笑顔になる。
嫌われている人間に「好きだ」と伝える精神が分からなかった。
それでも少年はくりかえす。
日常の風景の一つになったようだ。
誰もわかってくれない。
私は泣きたい時や苦しい時がある。
他人の愚痴から耳を塞ぎたくなる時だってある。
体のいいサンドバッグではない。
悪口を聞けば傷つくし、悲しくなる。
どうして貴方たちはそんな汚い言葉を平然と使うのだろうか。
私は口が堅いかもしれないけど誰かに話したら終りなのに
新緑を吸い取ってインクにする。
万年筆で文字を書けばこの季節らしい色合いになる。
それで手紙をしたためる。
寒さに凍える君に届けばいいと思いながら。
僕は笑顔を滲ませる。
君はこれからやってくる季節に微笑んでくれるだろう。
僕は魔法をこめて手紙に封をする。
君の苦しみが軽くなるように
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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