iotuのlog
ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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2026.02.28 Sat 18:19
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『「恐る恐る、両手のひらに触れる」キーワードは「屋上」』
屋上は風が強かった。
ここから飛び降りれれば楽になるのだろうか。
涙は枯れはてて、朝が来るのが怖かった。
居場所はどこにもなかった。
フェンスを乗り越えようとした瞬間、来客があった。
クラスメイトの男子だ。
手を差し出してきた。
恐る恐る、両手のひらに触れる。
温かかった。
生きている。
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2020.02.29 Sat 07:21
140文字の物語
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『今が、幸せでないというわけではないのに』
物足りない日々を送っていた。
今が、幸せでないというわけではないのに。
満たされない。
何が悪いのだろうか。
胸の中にぽっかりと穴が開いたように、隙間風が通る。
『幸せ』と『幸福』の違いだろうか。
あなたがどれほど甘いささやきをくれても空虚だった。
どうすればいいのだろうか、と考える
2020.02.29 Sat 07:20
140文字の物語
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文中に『視線』を入れて【未練】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
ダイエット。
好きな物を好きなだけ食べていたい。
けれども体重計はきっちりとした数字を叩き出してくる。
これ以上、太ったら健康にも良くないだろう。
分かっていたけれども、美味しそうなケーキに視線を注いでしまう。
食べたい食べたいと心が言う。
それでもダイエット中だ。
泣く泣く諦めた。
2020.02.29 Sat 07:19
140文字の物語
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『ゴミ袋』と『狭間』、登場人物が『聞きたくない』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
お別れの言葉なんて聞きたくない。
前々から予感はしていた。
何より視線が雄弁だった。
いつの頃からだろう。
恋する相手じゃなくなったのは。
空気のように当たり前いる関係になってしまった。
おしまいは簡単にやってきた。
ゴミ袋に恋人の物を詰めて収集所に向かう。
雲の狭間から光がさしていた
2020.02.29 Sat 07:18
140文字の物語
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『「さりげなく、両手を指先でなぞる」キーワードは「仲直り」』
「もう口なんて聞いてあげないんだから」少女は言った。
思い通りにいかなくて癇癪を起こすのは、いつものことだった。
少年はさりげなく、少女の両手を指先になぞる。
「何するの!」少女が怒鳴った。
「口を聞かないんじゃなかったのか?」少年はクスクス笑う。
少女は俯く。
「俺も悪かったよ」
2020.02.29 Sat 07:18
140文字の物語
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文中に『霞』を入れて【哀しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
君の輪郭が霞んで見えた。
一生懸命に手を伸ばしてみたけれども届かない。
それが寂しくて声をかける。
ありったけの大きな声で君の名前を呼んだ。
そこで目が覚めた。
どうやら夢を見ていたようだ。
それもそのはず。
君と僕の関係はただの同級生。
君は手が届かない高嶺の花。
分かっていたはずだ。
2020.02.29 Sat 07:16
140文字の物語
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『破滅』と『会釈』、登場人物が『痛む』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
好きになったら最後だと分かっていた。
破滅が待っている。
だから、毎朝すれ違う時は会釈ですましていた。
言葉を交わしてみたいと思ったことは何度もあった。
いや、すれ違う度に思っていた。
今日も懐中時計を見て、自然を装ってすれ違う。
にこやかな表情をして会釈してくれたから、胸が痛む。
2020.02.29 Sat 07:16
140文字の物語
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『好き、時々不安。』
彼のことは好き、時々不安。
私なんて冴えない女が彼女でいいのか、不安になる。
その度に「私のこと、好き?」と試すようなことを訊いてしまう。
彼は「きみじゃなければ意味がないよ」と安心させてくれる。
でも、その安心は一過性だ。
すぐさま不安がやってくる。
好きになるというのは難しい。
2020.02.29 Sat 07:14
140文字の物語
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文中に『寝不足』を入れて【後悔】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
映画館デートの前日はきちんと寝るべきだ。
シアターが暗くなると同時に眠りの世界に誘われた。
エンドロールまでぐっすりと眠ってしまった。
おかげで寝不足は解消されたが、内容の方はさっぱり覚えていない。
彼女も不満そうな顔をする。
デートしたといえるのだろうか。
珈琲を飲みながら思う。
2020.02.29 Sat 07:13
140文字の物語
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『白』と『苦労』、登場人物が『悲しむ』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
葬儀の色は白と決まっていた。
だから、みな一様に白い衣をまとっていた。
また英雄をひとり、黄泉の国に送り出す。
大げさなぐらいに、みなは悲しむ。
この国がまだ小国だった頃から活躍してくれた英雄だからだ。
苦労をかけて、平穏な世界になろうとしている所を見ることがない。
それが悲しい。
2020.02.29 Sat 07:12
140文字の物語
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『「嫌々ながらも、両手のひらに爪を立てる」キーワードは「別れ」』
どんなものにも別れというのはやってくる。
それが、ちょうど今だっただけだ。
分かっていたはずだ。
永遠というものは石に閉じこめられたようなものだと。
どうしても覚えて欲しかった。
跡を残していきたかった。
嫌々ながらも、両手のひらに爪を立てる。
痛みと共に思い出してもらえるように。
2020.02.29 Sat 07:12
140文字の物語
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『君を甘やかして駄目にしたい』
どれだけ思ったことだろう。
君を甘やかして駄目にしたい。
僕がいないと何もできないぐらいに。
それなのに現実は遠い。
君は僕がいなくても生きていける。
君がいないと駄目な方は僕だ。
君がいないと何ひとつできやしない。
甘やかされた記憶はないのだけれども。
今日も頼ってもらえなくて寂しい
2020.02.29 Sat 07:11
140文字の物語
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文中に『スイッチ』を入れて【不安】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
スイッチをOFFにすれば部屋は真っ暗になる。
眠れないので天井を見つめる。
正確には天井のある方を見つめる。
暗い部屋では何がどこにあるかは記憶力勝負だった。
それが怖くて、心臓がドキドキする。
眠るどころの騒ぎではなかった。
やっぱり眠気が来なくてベッドから降りてスイッチをONにする。
2020.02.29 Sat 07:10
140文字の物語
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『アイス』と『修正』、登場人物が『羽織る』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
暖房のきいた部屋でアイスを食べながら修正箇所を確認していた。
修正する箇所は思ったよりも多かった。
やりがいがあるといえば、やりがいがある。
それよりも溜息が零れる。
「そんな格好だと風邪引くぞ」兄がパーカーを持ってきた。
無下に断るのも悪い気がしたので、パーカーを羽織る。
2020.02.29 Sat 07:09
140文字の物語
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文中に『ペア』を入れて【嬉しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
付き合って一年目の記念日に君はペアリングを贈ってくれた。
控えめなデザインで丁寧なつくりの物だった。
上品なそれは安物にはない輝きがあった。
君がくれるものなら安物でも心の特等席だけど。
無理をして用意をしてくれたのなら悪いような気がした。
それでも大切にされている証拠のようだ。
2020.02.29 Sat 07:07
140文字の物語
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