iotuのlog
ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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2026.02.28 Sat 11:40
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青い空だった。
雲ひとつない青だけの空だった。
どこまでも突き抜けていくような空の下、冷たい風を受ける。
桜も咲いて、春爛漫だというのに。
この空は粉々に割れるようなガラスのような空だった。
何もないから、そう思うのだろうか。
雲のひとつでも浮かんでいたら、違って感じただろうか。
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2020.03.31 Tue 07:50
140文字の物語
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『うちの子可愛い』
「うちの子可愛いでしょ」とスマホ画面を見せる。
少年は冷たい目で、少女を見た。
いつもと違う反応に、少女は途惑った。
家猫を見せると、たいていの人間は『可愛いねぇ』と返してくれたものだ。
猫が嫌いなのだろうか。
少女がそんなことを考えていると少年は口を開いた。
「お前の方が可愛い」
2020.03.31 Tue 07:50
140文字の物語
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文中に『風』を入れて【不安】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
風雲急を告げる。
鉛色の空は何かを連れてきそうだった。
だいたいその予感は当たるので、今度こそ外れてほしい。
先ほどまで青空が見えていたのが嘘のようだ。
重たい雲は領土を広げていく。
強い風と共に。
何かが来るまでに、家に逃げこんだ方がいいだろう。
分かっているけれども動けなかった。
2020.03.31 Tue 07:49
140文字の物語
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『光』と『木陰』、登場人物が『噛む』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
眩しい光を避けて木陰に逃げこんだ。
そこには先客がいた。
恐る恐る手を伸ばしてみると、猫は手を噛む。
声をかける間もなく逃げ去った。
残ったのは傷跡だけ。
ほんの少しの未練を感じながら本来の目的を思い出す。
木陰の下で本を広げる。
猫が残した痛みが鼓動と同じリズムを刻む。
溜息をついた
2020.03.31 Tue 07:48
140文字の物語
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『「嬉しそうに、両手を指先でつつく」キーワードは「喧嘩」』
本当に嬉しそうに、少女は少年の両手を指先でつつく。
こちとら受験勉強中。
浪人できるような経済的余裕はない。
必死に過去問を解いているというのに、少女は楽しそうだ。
「何するんだよ」喧嘩腰で問えば「好きって確認しているの」のんびりとした答えを返す。
暖簾に腕押し。
喧嘩にもならない
2020.03.31 Tue 07:48
140文字の物語
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『なんて物騒な願い事』
「君が『好きだ』と言ってくれるなら、世界が滅びてもいい」と少年は言った。
なんて物騒な願い事だろうか。
少年はそれだけをできる力があったから厄介だった。
伝説の勇者様に気に入られたのは光栄だけれども、自分の意思がないようでなかなか返事ができなかった。
「滅ぼしてもいいのかな?」
2020.03.31 Tue 07:47
140文字の物語
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文中に『夜景』を入れて【不思議】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
満天の星が地上に落ちてきたようにキラキラしていた。
一つ一つに人の営みがあるのかと思うと、不思議だった。
見事な夜景に少女はかじりつく。
それを少年は微苦笑する。
「すごいね」と少女は振り返って、少年に同意を求めた。
分かっているから少年は「凄いですね」と窓の外を見ながら返した。
2020.03.31 Tue 07:46
140文字の物語
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『「満面の笑みを浮かべながら、指先を握る」キーワードは「冬」』
「寒いね」と少女は習いたての言葉を使う。
少年は微笑んで「寒いね」と返した。
これで和歌の通りだ。
実際、息が白く濁る寒さだった。
あと幾夜続けば春が来るのだろうか。
少女は満面の笑みを浮かべながら、少年の指先を握る。
「これで寒くないよ」少女は言う。
小さな手から伝わる温もりに綻ぶ
2020.03.31 Tue 07:45
140文字の物語
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あなたが寂しさに泣き濡れる夜。
傍にいて一晩中、耳を傾けていたいと願います。
けれども、私はあなたの傍にいると傷つけるだけの刃に戻り、いらぬ言葉であなたの傷を抉ってしまうでしょう。
ですから、あなたの泣く姿を思いながら、離れている方がいいのです。
それがあなたのためなのです。
2020.03.31 Tue 07:45
140文字の物語
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貴方のために生きているような人生でした。
私のために私は生きていませんでした。
後悔しているわけではありません。
事実がポンと落ちてきて納得しただけです。
気がついてしまった以上どうしたものか。と思案します。
不幸せではなかったのだから、このままの関係でもいいのかもしれませんね。
2020.03.31 Tue 07:44
140文字の物語
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文中に『もっと』を入れて【不思議】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
君と知り合ってから、もっと君のことを知りたくなった。
どんな顔で笑うのか、どんな顔で泣くのか。
僕のことをどれぐらい思っていてくれるのか。
君のすべてを知りたいと思う。
他人とかかわるのは嫌いだったのに。
君は『特別』のようだ。
僕のすべてをさらけ出すから、君を優しく教えて欲しい。
2020.03.31 Tue 07:43
140文字の物語
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『寝癖』と『外』、登場人物が『慟哭する』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
外から声がした。
寝癖がついたままの頭で、青年は外に出る。
気配に気がついたのか、しゃがみこんでいた少女は立ち上がり抱きついてきた。
青年の胸で慟哭する。
少女の座っていた場所には、見るも無残な猫の死体があった。
こういったことは初めてではない。
同胞の戦いが始まってから何度目か。
2020.03.31 Tue 07:42
140文字の物語
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『「怒り顔で、指に爪を立てる」キーワードは「旅行」』
こんなはずじゃなかった。
色んな所を見て回って、美味しいものを食べて。
想い出になるような旅行を計画していた。
それなのに前夜まで飲んでギリギリに待ち合わせ場所まで来た。
こっちはお洒落をしたのに、思いっきり普段着だった。
「ごめんごめん」と軽薄に謝る。
怒り顔で、指に爪を立てる。
2020.03.31 Tue 07:42
140文字の物語
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君を連れていく「サヨナラ」は口にすることができなかった。
二人の関係を切り離す言葉だ。
僕は君が大好きだったから、別れるなんて考えられなかった。
けれども、どれだけ想っても、どうにもできないことはある。
僕は白い封筒に想いをこめて綴った便箋を入れる。
いつか君の助けになるように。
2020.03.31 Tue 07:40
140文字の物語
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ほんの少しの間、私と一緒にいてください。
永遠は望みません。夏の夜のようにわずかな時間でいいのです。
あなたと過ごした時間は一秒たりとも忘れないでしょう。
どうかお願いです。
刹那の時を共にしてください。
一度だけでいいのです。
それ以上は望みません。
ですから願いを叶えてください。
2020.03.31 Tue 07:39
140文字の物語
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iotuは五百箇という意味の古語から。
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