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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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この感情は愛なんて綺麗なものじゃない。
君に向けられる思いは全て愛でなければいけない。
君は幸せな人だから。
醜く歪んだ独占欲は叫び続ける。
君が欲しい、君が欲しい、と。
それを隠して笑顔を作る。
物わかりの良さそうな顔をする。
君は気づかないだろう。
それでいい、それがいい。と思った
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君は夜空に輝く天狼星のよう。
その輝きが羨ましくて、手を伸ばしたこともあった。
けれども手に入らないことを思い知るだけだった。
君が自然とできることが僕にはできない。
君にとっては当然のことなのだろう。
賞賛を受け、はにかんだように笑う。
その裏で僕は唇をかみしめる。
君にはなれない
辛うじて息はあった。
捨て猫のように少女は捨てられていた。
現実感がなかったが、捨て猫のように拾う。
それは許されるだろう。
少女に必要な物はないだろう。
暖かい布団だろうか。
その前に泥を落とさせなければいけないから風呂が先か。
やせ細った体は軽かった。
拾わなければ命を落としていた
急に抱きあげられて君は不機嫌になった。
それでも嫌々ながらも、従ってくれる。
腕に爪を立てるけれども。
あのまま大広間にいたら、母后に出会ったことだろう。
紙一重で潜り抜けた。
まさに危機一髪だった。
「いつまでこうしている気?」君は尋ねた。
「ベッドの上まで」と僕は軽口をたたく。
今は夢中のパズルも完成すれば、やがて飽きるだろう。
そうやって少女が見捨てていった物は数知れず。
今は遊び相手になっている少年もお役目御免の日が来るのだろう。
それは寂しいことだったが仕方がないことだった。
そういう契約を交わしたのだから。
パズルよりもゆっくりと飽きてほしい。
「本当はダイヤモンドの指輪を贈りたかったんだ」青年は言う。
乙女の左手の薬指にはめる。
ちょうどのサイズに指輪は、元から乙女のものだったようだ。
乙女ははにかむ。
「あなたがくださってくれたものですもの。中身が伴っていれば充分ですわ」乙女は言った。
優しい言葉に青年はホッとした。
集合場所で「ほら」と手を差し出した。
少女は「子ども扱いしないでくれる?」と言った。
「はぐれても知らないぞ」と青年は苦笑した。
「大丈夫よ」と意地を張る。
こうなると少女が頑固なことを知っている青年は歩き出した。
すぐさま少女と距離が開く。
少女は軽々しく、指先をぎゅっと握る。
昔は『ただいま』という言葉が好きではなかった。
玄関の鍵を開けても、迎えてくれる人がいなかったからだ。
「ただいま」と習慣で言っても、返事はない。
独りぼっちだと痛感する。
自分の部屋に静かに戻っていった。
今では『ただいま』が好きになった。
君が「お帰りなさい」と言ってくれる。
少女は下腹部がどんよりと痛かった。
女が女であることをの訪れだった。
だからといって、それを理由に保健室には行きたくなかった。
テストの最中なのだ。
今度こそ、白金色の頭髪の少年に打ち勝つ、と思っていた。
しかし、痛みは増すばかりだ。
神様は人を造る時にこんなに不公平にしたのだろう
夜間の出歩きが禁止された街は静かだ。
暇を持て余した幼馴染は両親のコレクションを漁る。
映画好きな両親が揃えている映画の本数は休み明けまで観ても、まだ観きれないだろう。
本当はこうして幼馴染に会うこともいけないのだが、誰も文句は言わない。
肌寒い室温に毛布を羽織る。
視聴の開始だ
姫は初めて見たのだろう。
大きな瞳をさらに大きくする。
「さあ。お礼を」と父王が促す。
姫は勇気を奮って「ありがとうございます」と言った。
それだけで報われた気分になる。
姫はぎこちなく、義手である腕を指先でなぞる。
感覚はなかったが温かな気持ちになった。
「この腕に助けられたのね」
僕にできることは本当にささやかだ。
泣き虫の君が泣くときに傍にいて、背を優しく撫でる。
どうして君は泣いているのだろう。
君には一生分の幸せをあげたいと思うのに。
ちっぽけな存在には、それすら大それた願いなのだろうか。
君の嗚咽が静かになった。
健やかな寝息に変わったようだった。
「リストアップしておいたから、このタイトルの本を持ってきてくれないかい?」
青年は少女に紙を渡した。
少女は書庫へと真っ直ぐ向かった。
退屈そうにしていたから任せることにした。
青年が本一冊読みおわえる前に本を抱えて少女は戻ってきた。
見覚えのないタイトルがあった。
いたずらだろう
距離をとられたようで悲しかった。
少女は無理矢理、少年の腕に指を絡める。
少年は、ぎこちない笑顔を浮かべる。
それが無性に悲しくて、少女は泣きだしてしまった。
少年は困惑気味に、空いている手で少女の頭を撫でる。
それは子供時代のこと、と笑えなかった。
今でも離れた場所にいると悲しい
https://twitter.com/miwa_r784
昼下がり。
妖精の羽根のような色のカーテンがそよと揺れる。
穏やかな毎日に感謝の心が湧き上がってくる。
陽に焼けた畳はそれだけの年月を君と過ごした証拠。
ああ幸福というのはこんな刹那の瞬間をいうのだろうか。
共に過ごした時間があるから言葉はいらない。
並んで微かに見える庭を眺めるので充分だ。
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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