iotuのlog
ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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2026.02.27 Fri 17:39
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『「仕方なく、手のひらに爪を立てる」キーワードは「旅行」』
幼馴染は手を繋ぎたがる。
初めて訪れる場所だからではない。
迷子になる不安になるからではない。
そんな可愛らしい理由なら、簡単に手を繋いだろう。
本当の理由を知っているけれど、意地があって自分からは手を繋げない。
「お願い!」幼馴染は言った。
だから仕方なく、手のひらに爪を立てる。
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2020.06.15 Mon 06:07
140文字の物語
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『君に似合う花』
青年は花束を抱えて、待ち合わせ場所にやってきた。
少女は大きな目を丸くして「どうしたのですか?」と尋ねる。
「君に花でも贈ろうと思ったんだ」青年は微苦笑した。
「君に似合う花が思いつかなくて。どの花も綺麗に咲いていたから。これだけあれば一輪ぐらい相応しい花があるだろう」と言う
2020.06.15 Mon 06:06
140文字の物語
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文中に『ときどき』を入れて【気持ちいい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
背伸びをしている少女がときどき歳相応な姿を見せる。
退屈しのぎに、撮りためていた番組を消化している最中だった。
定期的に青年の肩に掠るぬくもりがあった。
視線だけで見やると、少女がこっくりこっくりと舟をこいでいた。
疲れが出たのだろうか。
素顔をさらけ出すのは珍しいことだった。
2020.06.15 Mon 06:05
140文字の物語
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『天気』と『口唇』、登場人物が『見つめる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
あまりの天気のよさに、心が弾む。
口唇にもうっすらと笑みが浮かぶ。
そんな青年の顔を、少女はじっと見つめる。
「どうかしたか?」青年は問うた。
すると、少女はゆでだこのように顔を真っ赤にして、首を横に振る。
「何でもないです!洗濯しちゃいますね!」青年から逃げるように去っていった
2020.06.15 Mon 06:04
140文字の物語
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『「遠慮がちに、指をぎゅっと握る」キーワードは「ソファの上」』
タイトルだけでレンタルを決めたDVDは、いまいちだ。
ソファの上に二人並んで観賞しているが欠伸をかみ殺していた。
ホラーものなのに全然怖さが伝わってこない。
むしろギャグにすら見える。
そんな青年の隣の少女は震えていた。
青年がソファの上に手を置くと少女は遠慮がちに、指をぎゅっと握る
2020.06.15 Mon 06:01
140文字の物語
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『「ぎこちなく、指先を握る」キーワードは「喧嘩」』
帰り道、大喧嘩をした。
どちらも口を閉ざし、一切しゃべらなかった。
足音すら不揃いで、どうして一緒に帰っているのか分からなかった。
寄り道もせずに、無駄口をたたかない帰り道は意外に短い。
別れ道でどちらともなく立ち止まった。
このまま終わるのが嫌だったので、ぎこちなく、指先を握る
2020.05.31 Sun 06:51
140文字の物語
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文中に『電気』を入れて【不思議】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
暗い夜道を独りで歩いていた。
まばらにある街灯のおかげか不思議と恐怖はなかった。
昼間と比べれるとぼんやりとした灯りに見守られながら、帰宅した。
玄関を開けると電気をつける。
帰ってきた実感が湧き、玄関先で崩れ落ちる。
今日も仕事は大変だった。
贅沢は言ってられないと分かっている。
2020.05.31 Sun 06:50
140文字の物語
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『コンクリート』と『ボールペン』、登場人物が『悲しむ』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
ふと思いついたフレーズがあった。
このままでは忘れてしまうだろう。
手帳とボールペンを取り出した。
コンクリートでできたブロック塀に手帳を押しつけて、フレーズを書きつける。
書いたら、満足してしまった。
このフレーズも世に出ないかと思うと、悲しむ気持ちが湧いてきた。
首を振る。
2020.05.31 Sun 06:50
140文字の物語
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『「恥ずかしそうに、腕を指先でなぞる」キーワードは「公園」』
公園は様々な人たちであふれていた。
いつもは来ない場所だけに、青年は新鮮に感じた。
ベンチに座ると少女は持っていた包みを開く。
公園でお弁当を食べるのは、いつぶりだっただろうか。
青年は少女に礼を言う。
恥ずかしそうに、青年の腕を指先でなぞる。
「この腕に守ってもらっていますから」
2020.05.31 Sun 06:49
140文字の物語
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『一生かけて、口説き落としてあげるから』
「大丈夫だよ、子猫ちゃん。一生かけて、口説き落としてあげるから」と男は笑った。
「誰が、子猫ですか!」女は言い返した。
「おやおや、可愛いね。そんなに精いっぱい爪を伸ばしても痛くもないよ」男はグラスを手にする。
琥珀色の液体を呑む。
「からかわないでください」女は男を睨みつける
2020.05.31 Sun 06:49
140文字の物語
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『深海』と『宝物』、登場人物が『読む』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
地図を読む。座標は間違っていない。
この深海に宝物が埋まっている。
地図を信用すれば。
ここまで船で着て空振りだったら虚しい。
「船長。いつでも行けますぜ」手下が言う。
海は凪いでいるし、魚影もない。
今がチャンスだろう。
「よし、宝を持ってこい!」地図をしまい、手下たちに声をかける
2020.05.31 Sun 06:47
140文字の物語
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『「満面の笑みを浮かべながら、指を両手で包む」キーワードは「春」』
人生幾度目かの春が巡ってきた。
両親と共に過ごした春。
友人と共に過ごした春。
そして、少女と共に過ごす春。
どの情景にも笑顔があった。
桜を見上げ他愛のない話をしてきた。
それはこれからも同じだろう。
少女は満面の笑みを浮かべながら、指を両手で包む。
「この手に守られているんですね」
2020.05.31 Sun 06:47
140文字の物語
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『枝』と『煙』、登場人物が『遂げる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
魔法の授業を使う用の枝を探していた。
自分用の短杖を持つことによって、ようやく半人前に認められる。
手を伸ばした枝は煙のように、手のひらから消え失せる。
授業が始まるまでもう少しだ。
あちこちの枝にふれては消えられる。
貧弱な枝が目に入った。
枝は消えなかった。
遂げることができた。
2020.05.31 Sun 06:45
140文字の物語
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『鎖』と『機械』、登場人物が『重ねる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
その機械は人の心を知ってしまった。
それ故に、機械を壊しまわった。
自分のように人の心を持ってしまわぬように。
自分と似て非なる存在に思いを重ねる。
人の心を知ってしまった機械は、鎖に繋がれた。
死ぬことすら許されずに、その心が本物かどうか調べられた。
機械は早く終わりにしたかった
2020.05.31 Sun 06:42
140文字の物語
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『「無理矢理、両手を握り締める」キーワードは「夏」』
一度しかない熱い夏だった。
三年の先輩にとって、引退試合になるはずだった。
春の大会は無理でも、と願いをかけていた。
それなのに政府の決定は先輩たちの期待を裏切るものだった。
部員を集め、監督だった先生が発表した。
無理矢理、両手を握り締める。
そうしていなければ泣きそうだから。
2020.05.31 Sun 06:41
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