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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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口もきいてやるもんか。
そう思っていた。
けれども君が手をそっと、僕の両手のひらに触れ合わせる。
はいはい、降参だよ。
言葉の少ない君にとって『ごめんなさい』の証拠。
仲直りをしよう。
僕と君は仲良しの友だち同士。
時には喧嘩もするけど、すぐに仲直りをする。
そんな関係な二人だ。
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初心な青年は花束を持って、恋の告白した。
私がどんな女かも知らないで、純粋に。
「お帰りなさい。坊や」私は笑みを刷くと青年に言った。
それは最終勧告だった。
「僕が好きになったのは、貴女だけです。地獄だろうが一緒にいたいのです」青年は必死に言った。
「それなら地獄とやらに行こうか」
少女は鼻歌を唄いながら靴下を洗っていた。
手は泡塗れ。
洗濯機で洗ってもいいのに、と青年は思った。
こちらの視線に気がついたのか、少女は振り返る。
「何か御用ですか?」少女は輝くように言った。
「いや、特に用はないんだ。邪魔してすまない」青年は謝罪した。
青年は踵を返して自室に戻る。
「誕生日、おめでとう」少年はウェイターにカットケーキを注文する。
「どうしたの?」少年は尋ねる。
「祝われる私より、祝ってくれる貴方が嬉しそうだから」少女は言った。
「誕生日を祝うの、初めてなんだ。だから、とっておきな一日にしたくて」少年は照れたように笑う。
少女も照れる。
勇気を振り絞って告白した。
異性にこれほどまでに惹かれたのは初めてだった。
『恋』に堕ちたのだと理解をしたら照れる気持ちが強かった。
それでも想いを知ってほしくて告白した。
するとゲラゲラと笑われた。
「勘違いしないでくれる?」追い打ちをかけられた。
そんな人間性を見抜けなかった。
それは最後の口づけでした。
私は幾度となく繰り返した動作を行います。
遠慮がちに、彼の両手に爪を立てる。
しっかりと跡が残るように強く。
ふれるだけの口づけとは違い、手と手が濃密な口づけをしているようでした。
離れていく彼に「元気で」と声をかけました。
彼は少し寂しそうに笑いました。
僕はもう黙っていることに疲れてしまったんだ。
君が進もうとしている道は間違っている。
迷子になるだけだ。
君がいつか気がつくだろう、と僕は無言でついてきた。
けれども君は誤った道ばかりを選択する。
それでは幸せになれるはずがない。
僕はようやく口を開く決心をした。
幸福にするために。
まだ子どもだから。
そんな声を跳ねのけられるようになった。
今日から大人の仲間入りだ。
清々しい気分だった。
これから堂々とお酒も飲めるし、煙草もすえる。
しばらくは身分証明書の提示を求められるかもしれないけれど。
これでようやく自由の身の上だ。
もう他人の言うことを気にしなくていい。
薄暗い路地裏に僕らは身を隠した。
カタンッとなった音に君はおびえる。
目を逸らしつつ、僕の指にしがみつく。
僕は『大丈夫』という代わりに、震える指を握り返した。
早く安心できる場所まで逃げなければ。
僕は大道路に目をやる。
君が手を引く。
この路地裏にいれば安心だというように。
「キャベツ、食べたーい。広島風お好み焼きで」少女はリクエストをする。
すると、冷蔵庫からキャベツが出てきた。
「この前、高くて買わないって言ってなかった?」
「それが奇跡的にセールに当たったんだな」青年は笑う。
「ビキニで売り子をしてくれるなら、作ってやってもいいぞ」
少女が一瞬みせた微笑みをいつまでも見ていたいと思った。
どうすれば、その笑顔を独り占めできるだろう。
表情を変えることが少ない少女だけに貴重だった。
少年も自然に笑顔を浮かべる。
少女は、また無表情に戻ってしまった。
難しい。
少女の笑顔を長続きさせる方法を知りたいと思った。
いつまでも決心がつかずに、新聞を眺めていた。
いい加減に約束の時間だろう。
青年は血で染まってもいい上着を羽織る。
神剣・神楽を握り締め、部屋から出る。
すると支度の済んだ少女が待っていた。
これから同胞殺しの夜が始まる。
命のやりとりを楽しむことはできない。
暗い顔で目的地へ向かう。
一番最低な目覚めだった。
きっかけがなかったからといって、酔いの任せて関係性を結んでしまった。
ただの会社の同僚と。
以前から、たまにいい雰囲気になったりはした。
けれども、こういうことは順を追って関係性を深めていくべきだ。
相手が目覚める前に部屋を出ていかなければ。
溜息が零れた。
-
されど、時は巡り来る。
平和の微睡を食い破り、戦乱の世が再びやってくる。
無慈悲な世界で少年と少女は、ただ真っ直ぐに見つめる。
握り締めた生命を喪わぬように、大切に。
地上は地獄のように赤く染まる。
願いも、祈りも届かないように。
繋いだ手は紅葉よりも、夕焼けよりも、贖罪の色となる。
僕は非力だから、君を守ってあげることはできない。
せめて、隣に立つことだけは許してほしい。
共に戦うことを願ってもいいだろうか。
少しでも、君の傷つく心と体を軽減したいんだ。
そんな僕を君は笑うだろうか。
『大丈夫』と返してくるだろうか。
君のために僕ができることをしたいんだ。
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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