iotuのlog
ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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2026.02.26 Thu 08:36
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『嘘吐きの心臓』
嘘吐きの心臓は、きっと棘だらけだ。
息をするように嘘を吐くハートが綺麗なピンクだとは思えない。
自分と他人を傷つけるような棘が生えているに違いない。
そして、痛みに気づかずに嘘を重ねる。
嘘を吐きすぎて、本当のことなんて分からなくなっているに違いない。
ほんの少しばかり同情をした。
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2020.09.30 Wed 04:42
140文字の物語
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『虹色』と『煙』、登場人物が『悲しむ』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
虹色の未来は硝煙と共に消え去った。
まだあたたかい体から生命の色が流れていく。
自分よりも大きな体を支えきれない。
手のひらが紅葉よりも赤くなる。
「大丈夫ですか?」それはこっちの台詞だった。
守られた自分が悲しむのはルール違反だろうか。
「早く治療してもらいましょう」明るく言った。
2020.09.30 Wed 04:41
140文字の物語
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『「遠慮がちに、腕に触れる」キーワードは「記念日」』
気づかい上手な彼は、エスコートも完璧。
『ちょっとおしゃれをしてきてね』とメールが送られてきた。
一番大切な時に着るワンピースを着て、待ち合わせ場所に行った。
彼は笑顔で「似合っているよ」と笑う。
そして腕を差し出す。
私は遠慮がちに、腕に触れる。
記念日の今日、どこへ行くのだろう。
2020.09.30 Wed 04:40
140文字の物語
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『離してあげられなくてごめんね』
会うなり、ぎゅっと抱きしめられた。
抗議しようと思ったが、左肩に濡れる感覚があった。
そろりと視線だけ動かして見る。
静かに涙を流していた。
それで言葉を紡ぐことを諦めた。
「離してあげられなくてごめんね」耳元に囁かれたのは甘い言葉ではなかった。
幼子が迷子になったような言葉だった。
2020.09.30 Wed 04:39
140文字の物語
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文中に『濡れ』を入れて【知りたい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
「今日は午後に雨が降るって」テレビを観ていた私は弟に声をかけた。
朝練で誰よりも早く出る弟は確実に傘を持って出かけた。
味気のない黒い大きな傘だ。
天気予報は珍しく当たった。
それなのに、弟は濡れて帰ってきた。
「傘はどうしたの?」タオルで体を拭いていた弟に尋ねた。
答えはなかった。
2020.09.30 Wed 04:39
140文字の物語
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『「嬉しそうに、指にしがみつく」キーワードは「初夜」』
今夜、身も心もあなたのモノになる。
ずっと慕っていたあなたのモノになれることは幸福だった。
「閨では殿方に従うように」と古参の侍女が言う。
記念すべき、初夜に何があるというのだろうか。
「嫌だったら言ってくれ」優しいあなたは言った。
首を振る。
あなたは嬉しそうに、指にしがみついた。
2020.09.30 Wed 04:37
140文字の物語
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文中に『振り向く』を入れて【夢中】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
「ねぇねぇ、虹だよ」君は振り向く。
先ほどまでの豪雨はすっかりと止んだ。
雨宿りに入ったカフェの窓を君は指す。
虹を見るのは、いつぶりだろうか。
なかなか目にかかるものではなかったけれども、君のはしゃぎっぷりは子どものようだった。
「虹の根元には幸せが眠っているんだって」君は笑う。
2020.09.30 Wed 04:36
140文字の物語
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『月』と『魂』、登場人物が『分からなくなる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
大きな満月は魂まで抜き取ってしまったのか。
君はぼんやりと月をながめていた。
夜風に吹かれて、僕が隣にいるのに一言もない。
不思議な沈黙が漂っていた。
ここにいる君は僕の知っている君なのだろうか。
分からなくなる。
月を見つめる横顔は、にぎやかな君にふさわしくなく、とても儚げだった。
2020.09.30 Wed 04:35
140文字の物語
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『「嫌々ながらも、両手に指を絡める」キーワードは「意地っぱり」』
「ほら、手を繋ごう。ダンスの練習だ」あなたは言った。
「当日は壁の華で結構」と私は言った。
「そういうわけにはいかないだろう。私の婚約者なのだから」とあなたを手を差し出す。
家柄だけで選ばれたのに、どうしてこんなに優しくしてくれるのだろう。
嫌々ながらも、両手に指を絡める。
2020.09.30 Wed 04:34
140文字の物語
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『雨の日の約束』
雨の日の約束は、大きな傘を持ってくること。
傘は二人で一本。
相合傘をして帰るためだ。
そのため自転車通学を徒歩通学に切り替える。
あなたは律儀にこの約束を守ってくれる。
だから、みんなが憂鬱だという雨の日が楽しみで仕方ない。
傘の中で聞くあなたの声は、小さくても美しく耳に響く。
2020.09.15 Tue 06:19
140文字の物語
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文中に『熱い』を入れて【解って欲しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
「顔、赤いけど大丈夫?」そう言いながら君は僕の額にふれる。
「熱い。熱があるかもしれないから、保健室に行こう」親切心溢れる君が言った。
「次の授業、テストがあるから」僕は呟くように言った。
今度こそ満点を取らないと。
「テストなんて、いくらでも受けられるよ」君は善意で言う。
2020.09.15 Tue 06:19
140文字の物語
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『深紅』と『永遠』、登場人物が『差し出す』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
あなたは無言で深紅の薔薇を差し出す。
どういうつもりだろうか。
薔薇は薫り高く鮮やかだった。
永遠を生きられない人間のように儚かった。
「ありがとう」と私が言えば、あなたの顔に淡い笑顔が浮かんだ。
胸の内を示すような深紅の薔薇なのに、あなたははにかんだような顔をする。
目を瞬かせる。
2020.09.15 Tue 06:18
140文字の物語
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『「目を逸らしつつ、両手に触れる」キーワードは「肝試し」』
「ギブアップする?」僕は君に声をかけた。
「大丈夫」君の声は震えていた。
24時間コンビニが開いている現代で肝試しなんて馬鹿らしいし、早く終わらせてしまいたい。
君は目を逸らしつつ、僕の両手に触れる。
存在を確かめるような仕草に、こちらが幽霊になった気分になる。
あたたかったけど。
2020.09.15 Tue 06:17
140文字の物語
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「白露、シンデレラ、風変り」
ようやく秋めいてきた白露の頃。
稲穂の中で靴を見つけた。
片手に載るくらいの小さな靴の持つ主はいずこに。
風変わりなシンデレラを探す王子になった気分だ。
とりあえずこの近辺には、こんな小さな靴が合うような少女はいなかったはずだ。
両親の里帰りに連れてこられたのだろうか。
2020.09.15 Tue 06:17
140文字の物語
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『なんて恥ずかしい人なんだろうか!』
待ち合わせ時間になっても、あなたの姿を見つけることができなかった。
スマホで見ても、電車の遅延情報はなかった。
不安に思っていると、走ってくるあなたが見えた。
私は手を振る。
「ゴメン、遅刻した」あなたは謝罪する。
そして、さりげなく額にキスをした。
なんて恥ずかしい人なんだろうか!
2020.09.15 Tue 06:16
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iotuは五百箇という意味の古語から。
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