iotuのlog
ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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2025.04.22 Tue 09:34
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『木』と『革靴』、登場人物が『耐える』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
木から削り出した短い杖。少し大きめのフード。ちょっとばかり窮屈な革靴。
前時代的な装いに僕は耐える。これが魔法使いの正装なのだから。
これからは、この姿で毎日王宮に伺候することになる。
魔法学園を卒業したばかりだ、と甘えることはできない。世話になった恩師に礼をする。
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2022.11.30 Wed 05:50
140文字の物語
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文中に『ぶつかる』を入れて【気持ちいい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
君は偶然を装って、わざとぶつかる。僕は当たり前の顔をして、それを受け止める。
「ごめんなさい」と腕の中で謝る君の顔を見たら、なんでも許してしまう。僕と君は友だち同士だ。
理由がなければ、ふれあうことも許されない。「大丈夫ですか?」僕が尋ねると「ありがとう」と笑う。
2022.11.30 Wed 05:49
140文字の物語
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最後の噓をつきました
iotuは、いっそ滑稽なほど明るく最後の嘘をつきました。
それは最初で最後の嘘でした。
「すべて夢でも構わない」、と。
頼むよ、ごまかされてください。
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僕は、いっそ滑稽なほど明るく最後の噓をついた。それは最初で最後の嘘だった。
君にかけてきた言葉はどれもこれも、心からの言葉だった。そんな君に「すべて夢でも構わない」と。
たった一夜、咲いた恋の花だった。僕は一生、忘れないよ。だから君は頼むよ、ごまかされてください。
2022.11.30 Wed 05:48
140文字の物語
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『「無理矢理、手のひらに触れる」キーワードは「過去」』
彼が無理矢理、手のひらに触れる。幼い頃、男の子に乱暴にされた過去を持つ私は怯えた。
「君の手は優しく、あたたかく、綺麗だ」と彼は断言した。
それが嬉しくって、過去は過去だと思い知らされた。
「あなたの手も優しくって、あたたかくって、綺麗ね」と、私は笑うことができた。
2022.11.30 Wed 05:48
140文字の物語
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『木の葉』と『連続』、登場人物が『傷つく』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
庭の木の葉を集めて、アルミホイルを巻いたサツマイモを入れる。
そして充分、気をつけながら焼き芋を作る。じっくりと火を通すのがポイントだった。
だから、焚き火に空気を入れるように、かき混ぜる。連続してパチリっと火が爆ぜた。
こんな単純なこともできないなんて、傷つく。
2022.11.30 Wed 04:57
140文字の物語
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最後の噓をつきました
iotuは、ひどくためらいながら最後の嘘をつきました。
それは相手の笑顔のための嘘でした。
「ずっと君と一緒だよ」、と。
・・・まだ、泣いちゃだめだ。
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僕は、ひどくためらいながら最後の嘘をついた。弱虫の僕には度胸がいった。
それは相手の笑顔のための嘘だった。「ずっと君と一緒だよ」と、僕は何とか笑顔を作った。
その言葉に君は嬉しそうに笑った。・・・僕はまだ、泣いちゃだめだ。
君の笑顔を守るために、嘘をついたのだから。
2022.11.30 Wed 04:56
140文字の物語
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『「嫌々ながらも、指先を両手で包む」キーワードは「ソファの上」』です。
帰ってくるなり、ソファの上で寝てしまった夫。朝出ていく時間が早く、帰ってきたのも遅かった。
晩ご飯はすでにできている。30分間だけ寝かしてあげると思ったけれども起きる気配はなかった。
「ご飯食べちゃうよ」と私が言うと「ダメ」との返事。嫌々ながらも、指先を両手で包む。
2022.11.30 Wed 04:55
140文字の物語
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『泣きたくなるのは間違いだ』
クォーターな私の目の色は青かった。髪も癖があり、やや茶色だった。
そのことで、からかわれることが多かった。泣きながら家に帰ってくるとハーフな叔父が遊びに来ていた。
「泣きたくなるのは間違いだ。誇らしく思うものだよ」と私を抱きしめる。
青い目の叔父も苦労したのだろう。
2022.11.30 Wed 04:55
140文字の物語
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『流れ星』と『決心』、登場人物が『滲ませる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
「流れ星が流れたら、何を祈る?」君は世間一環の話題を出した。
ちょうどいい頃合いだったのかもしれない。僕は決心した。
緊張で震えそうになる声を落ち着かせて口を開く。
「世界で一番、愛している女の子に、プロポーズをする」と僕は言う。
君は目を瞬かせた後、笑みを滲ませる。
2022.11.30 Wed 04:54
140文字の物語
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文中に『耳元』を入れて【悔しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
恋人に手招く仕草をされて、不思議に思いながら近寄っていた。
「なあに?」と私が尋ねると、抱きしめられた。耳元で「愛している」とささやかれた。
私の心臓は徒競走をした時よりも早く打つ。とっても大人な展開に悔しいと思った。
だから素直になれなくて「知ってるよ」と答えた。
2022.11.30 Wed 04:53
140文字の物語
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最後の噓をつきました
iotuは、感情を抑えながら最後の嘘をつきました。
それは最初で最後の嘘でした。
「すぐに追いつくから、先に行ってて」、と。
頼むよ、ごまかされてください。
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僕は、感情を抑えながら最後の嘘をついた。それは最初で最後の嘘だった。
パーティの最後尾にいたから、巡回型の中ボスが近づいてきていることに気づいた。
「すぐに追いつくから、先に行ってて」と、僕は震える恐怖心と闘いながら、それでも笑った。
頼むよ、ごまかされてください。
2022.11.30 Wed 04:52
140文字の物語
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『あのね嘘だよ、ほんとはね』
「君のお守りを僕にもくれないかい?」そう幼馴染の魔女に尋ねると「ぴかぴかの金貨は用意できる?」魔女になったばっかりの幼馴染は尋ねた。
「僕に用意できるのは木の実ぐらい」僕は俯いた。「時間をとらせてゴメン」
「あのね嘘だよ、ほんとはね。貴方が摘んでくる薬草で充分よ」
2022.11.30 Wed 04:50
140文字の物語
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『歓喜』と『選択』、登場人物が『照れる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
病弱な第一王子と健康な第一王女の間で、どちらが王位に相応しいか長いこと揉めていた。
国王は選択に迫られていた。「執務が執れない国王は無用でしょう」と王子から言い出してきた。
女王の誕生に国民たちは歓喜した。これで何もかもが上手くいくはず。新女王は民衆の声に照れる。
2022.11.30 Wed 04:50
140文字の物語
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文中に『花』を入れて【解って欲しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
僕は君の誕生日に赤い薔薇を一輪だけ用意するだろう。そして笑顔でその花を君に贈るだろう。
そして、ありったけの思いをこめて「誕生日おめでとう」と告げるんだ。
君は喜んで受け取ってくれるだろう。花言葉を知ることはないのかもしれない。
それでも用意するのは薔薇を一輪だけ。
2022.11.30 Wed 04:49
140文字の物語
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最後の噓をつきました
iotuは、特別に優しい声で最後の嘘をつきました。
それは自分の幸せのための嘘でした。
「君にもらったものは全部返す」、と。
いっそ笑い飛ばしておくれよ。
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僕は、特別に優しい声で最後の噓をついた。それは自分の幸せのための嘘だった。君のためじゃない。
そんな自分勝手な嘘だった。「君にもらったものは全部返す」と僕は言った。
あたたかさも、優しさも、全部返すなんてできるはずがない。
いっそ笑い飛ばしておくれよ。心が軽くなる。
2022.11.30 Wed 04:48
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iotuは五百箇という意味の古語から。
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