iotuのlog
ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
■
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2025.04.22 Tue 06:08
■
文中に『別れ』を入れて【夢中】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
真っ赤に染まったモミジに夢中で、気がつかなかった。気づけなかった。
紅葉した葉が冷たい北風に揺らされるように、心も揺らされる。
葉が全部落ちる頃には、私たちは別れ別れになる。そんな運命を見ようとして、見落としていた。
またいつかどこかで、そんな淡い期待をしていた。
PR
2022.11.30 Wed 06:03
140文字の物語
CM(0)
■
最後の噓をつきました
iotuは、馬鹿みたいだと自分に呆れながら最後の嘘をつきました。
それは前へ進むための嘘でした。
「すべて夢でも構わない」、と。
・・・まだ、泣いちゃだめだ。
------
僕は、馬鹿みたいだと自分に呆れながら最後の噓をついた。それは前へ進むための嘘だった。
そのためには君と繋いだ手を振り払わなければならない。「すべて夢でも構わない」と僕は大噓をついた。
君と一緒だったから、ここまでこれた。君の笑顔のために・・・まだ、泣いちゃだめだ。
2022.11.30 Wed 06:03
140文字の物語
CM(0)
■
『「ぎこちなく、腕を触れ合わせる」キーワードは「バカップル」』です。
君は偶然を装ってぎこちなく、僕の腕を触れ合わせる。すると君は「ごめんなさい」と謝った。
謝る必要性なんて一つもなかったのに。
「こっちこそデートの最中だっていうのに、ぼーっとしていてゴメン」僕も謝る。
はたから見たら僕ら何をしているのだろう、と思われるかもしれない。
2022.11.30 Wed 06:02
140文字の物語
CM(0)
■
『雲』と『傷跡』、登場人物が『託す』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
風雲急を告げる。僕は嫌な予感はしていた。それはやってきた。
体中、傷跡だらけの男が赤子を連れてやってきた。
「この子を頼む。末の姫さんなんだ」と赤子を僕に託す。
「君が面倒を見ればいいんじゃないか?」と僕が言うと「このありさまだ。長くは生きられないだろ」と男は返す。
2022.11.30 Wed 06:00
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『電気』を入れて【後悔】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
スマホの鳴動で覚醒した。それだけ浅い眠りだったのだろう。こんな夜中になんだろう。
二度寝を決めこむけれども気になってしまって、布団から出た。電気をつけるとスマホはまた鳴動した。
LINEの通知を見た瞬間、起きなければよかったと思った。寂しさに耐えられない君から通知だ。
2022.11.30 Wed 06:00
140文字の物語
CM(0)
■
最後の噓をつきました
iotuは、ぎゅっと手を握り締めながら最後の嘘をつきました。
それは自分が傷つくだけの嘘でした。
「すべて夢でも構わない」、と。
どうか嘘だと気づかないで。
------
僕は、ぎゅっと自分の手を握り締めながら最後の噓をついた。それは自分が傷つくだけの嘘だった。
それを知っていて、僕は君に嘘をついた。それだけの覚悟があった。
「すべて夢でも構わない」と僕は優しく、君の額にキスをした。どうか嘘だと気づかないで。
君には幸福が似合うから。
2022.11.30 Wed 05:59
140文字の物語
CM(0)
■
『天気』と『人情』、登場人物が『我慢する』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
別れ別れになる日は天気がいい。そうして笑顔でお別れするんだ。別れの言葉は「また今度」。
思い出す時に、鮮やかに彩りたいから。それが人情というものだろう。
なのに気まぐれな天候は僕と君の別れの日の雨を降らした。それでも僕は我慢する。
笑顔で君に用意してきた言葉を言う。
2022.11.30 Wed 05:57
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『汗』を入れて【不安】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
君の華奢な肢体に浮かんだ汗を拭っていく。丁寧に優しく汗を拭きとった。
ふれた体は熱がこもっていて、熱い。ゆっくりとまぶたが開く。
かすれた声で「ありがとう」と君は言った。「ご飯、食べられそう?」僕は尋ねた。君は首を横に振った。
「それよりも喉が渇いたかな」と笑った。
2022.11.30 Wed 05:56
140文字の物語
CM(0)
■
最後の噓をつきました
iotuは、さりげなさを装って最後の嘘をつきました。
それはきっと必要じゃない嘘でした。
「もう、迷わないよ」、と。
これが本音なら、楽だったのに。
------
僕は、さりげなさを装って最後の噓をついた。それはきっと必要じゃない嘘だった。少なくとも君には。
「もう、迷わないよ」と、僕は君の手を取った。これが本音なら、楽だったのに。
僕の内心はグラグラと揺れている。迷路の中、迷子になった子どものように不安でいっぱいだった。
2022.11.30 Wed 05:55
140文字の物語
CM(0)
■
『「怒り顔で、両手を両手で包む」キーワードは「喧嘩」』
些細な言葉のすれ違いで喧嘩をした。どちらも押し黙り、時計の音だけが部屋に響いていた。
このまま晩ご飯を食べるのかと思ったら、諦めが湧いてきた。「ごめん」と僕が謝った。
まだ怒り顔の君は、両手で両手を包む。「もう二度としないって約束できる?」と君の言葉に僕は頷いた。
2022.11.30 Wed 05:55
140文字の物語
CM(0)
■
『薔薇』と『口唇』、登場人物が『痛む』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
一輪だけ咲いていた薔薇に口唇を近づける。甘い香りに包まれたかと思うと口唇が痛む。
どうやら棘に引っかかったようだ。嫌われたような気がして、薔薇の花をもぎ取った。
指先に棘が刺さるのもかまわずに。冬の庭は寂しいばかりとなった。
千切るようにもぎ取った薔薇は部屋の中に。
2022.11.30 Wed 05:53
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『名残り』を入れて【気持ち悪い】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
名残りのモミジは、なんと醜悪なのだろう。
風に吹かれ、枝にしがみつく姿は、彼の女性を思い起こして気持ち悪い。
春の桜のようにパッと散ってしまえばいいものの、生きることにしがみつく。
まるで私のようだ、と病院の窓から眺める。私は何歳まで生き残れるのだろう。溜息を吐く。
2022.11.30 Wed 05:52
140文字の物語
CM(0)
■
最後の噓をつきました
iotuは、どうしようもなく泣きたい気分で最後の嘘をつきました。
それは自分が楽になるための嘘でした。
「世界で一番、大嫌い」、と。
・・・泣いたりしないよ。
------
僕は、どうしようもなく泣きたい気分で最後の嘘をついた。それは自分が楽になるための嘘だった。
「世界で一番、大嫌い」と君に向かっていった。なんて悲しい嘘なのだろうか。
こんなにも思い続けてきた君を傷つける嘘だった。その代わりに僕は・・・泣いたりしないよ。
約束するよ。
2022.11.30 Wed 05:52
140文字の物語
CM(0)
■
『「恥ずかしそうに、手のひらを軽く握る」キーワードは「過去」』
「手を出して、目をつむって」と君が言った。僕は言われた通りにする。
手のひらの上に何か置かれた感触がした。
「目を開けてもいいわよ」と君は恥ずかしそうに、僕の手のひらを軽く握る。
君の手が重なっているから手を開けない。「木の実ですか?」僕の問いは懐かしい過去になる。
2022.11.30 Wed 05:51
140文字の物語
CM(0)
■
『言わなくても分かるから』
「これから私が言うことに返事をしないで」と君は悲しそうな笑顔を浮かべた。僕は黙って頷いた。
「私、あなたのことが好きだったの。答えはいらないわ。言わなくても分かるから」
君は俯いたまま雨だれのように、ぽつりぽつりと言った。僕は返事をしない代わりに、君を抱きしめた。
2022.11.30 Wed 05:51
140文字の物語
CM(0)
PREV
←
HOME
→
NEXT
リンク
管理画面
新しい記事を書く
カテゴリー
140文字の物語 ( 8570 )
140文字の言葉 ( 36 )
140文字の随想 ( 5 )
未選択 ( 48 )
引用RT ( 1323 )
プロフィール
HN:
iotu(そら)
HP:
ついったー
性別:
非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「
紅の空
」では、「並木空」というHNで活動中。
バーコード
RSS
RSS 0.91
RSS 1.0
RSS 2.0
ブログ内検索
アーカイブ
2023 年 02 月 ( 91 )
2023 年 01 月 ( 101 )
2022 年 12 月 ( 108 )
2022 年 11 月 ( 112 )
2022 年 10 月 ( 32 )
アクセス解析
カウンター
フリーエリア
忍者ブログ
[PR]
△ページの先頭へ
Templated by
TABLE ENOCH