忍者ブログ
「 『君の代わりに、泣かせてください』 」
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

英雄が天に向かっていった葬儀だった。血縁である少女は拳を握りしめたまま、その様子を見ていた。
その瞳に涙はなかった。本当は泣きたいはずだ。傍にいた少年には伝わってきた。
少年は「君の代わりに、泣かせてください」は言う。振り返った少女の瞳は凪の海のように静かだった。
PR
■ Comment Form
Subject

Name

Mail

Web

Color
Secret?
Pass
Comment Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

PREV ← HOME → NEXT
忍者ブログ [PR]
 △ページの先頭へ
Templated by TABLE ENOCH