君を愛していると何度でも叫ぶよ。
君に届くまで、何度でも言うよ。
愛している。
そう伝えることを恥ずかしがっていてごめん。
何度でも謝らせてよ。
君を愛しているんだ!
君だから、そんな君だから僕は愛しているんだ!
二つあるものなら一つずつ。
一つしかないものなら半分こ。
あなたにあげられることが嬉しい。
君からもらえることが嬉しい
僕たちの気持ちを不完全な愛だという人もいるだろう。
それでいいじゃないか。
完全な愛なんて神様ぐらいしか持てないのだから。
黄昏の底に沈みし時代のこと。
今は遠く、新月の闇に落ちた刻。
彼が在りし日々、時間は日輪のごとく赤々と輝いた。
紅葉よりも鮮やかな血と怨嗟に彩られた彼の歩みし結末は、神の怒りを買ったのか、御座には爪先分足りなかった。
彼の腕は伸ばしたまま、失われたのである。
太陽は星のごとく落ちた。
経験したことがわからない。
想像することはできるけど。
でも、きっと、その想像したことよりも、ずっとずっと辛いことなんだって、そんなことしかわかれない。
恋はどんなもの?
甘い甘い毒のよう。
飲み口の良い味がして、体を蝕んでいく。
それは舌が麻痺するほど甘い毒のよう。
大切なものについたものであれば、ささやかな瑕疵であっても、それは許せないものだよ
過去と同じ現在なんてないけれど、経験が裡に爪を立てながらささやく。
「大丈夫だ」と。
絶望している暇があるなら、立ち上がれ。
何も考えなくてもいい。
ただ俺が言う方向へ走り出せ。
責任ならお前の分まで、後で取ってやる。
叫びだした世界は止まらない。
シナプスが灼ききれるほど加速する。
二人で幸せになる、と約束する。
私を幸せにしてもらうのでもなく、あなたを幸せにするのでもない。
「二人で幸せ」になる努力をすると誓う。
僕らは目に写らないものを見ようとして、見えない代わりに数字を見ている。
本当に欲しいものはそれではないというのに。
過去の私が後押しする。
未来に向かって。
時は分断されたものではなく、一直線に「今」に繋がって、遥か先まで伸びているのだ。