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「 140文字の物語 」
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戦友でもあるウコンの力がコンビニ売ってなかった。
 代わりに男は牛乳を買った。
 宴会の時間まであと少し。
 牛乳が胃に到達してバリアになってくれるだろう、と期待する。
 帰りはオレンジジュースのお世話になるだろう。
 それかソルマックか。
 酒豪ぞろいの宴会だから今から気が重い。
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あるところに穏やかな男がおりました。
 男は領主の娘と恋に落ちました。
 領主は反対しました。
 迷路を無事にクリアできたら、二人の関係を認めようと言いました。
 男は勿論、迷路に挑むことにしました。
 前日、娘は男に寄り添い「死なないでね」と言いました。
 そしてお守りを手渡しました
友達連中に春が来ている。
 連鎖的に彼女をゲットしているのだ。
 モテ期なのだろうか。
 縁遠い俺は教室で静かに黄昏ているわけだが。
 そんなある日、友達連中と花火で遊ぶ計画が出た。
 そこで友達の友達の浴衣姿の美少女を紹介された。
 異常に人見知りで、フリーだという。
 俺にも春が来た。
「今日は折り畳みじゃなくて、ちゃんとした傘を持っていきなよ」
 TVを見たまま姉が言った。
「荷物になるじゃないか」
 確かに雨の予報は出ているけど一時的なものだが、姉の言うとおり傘を持って家を出た。
 帰る時間に見事な夕立。
 昇降口で困った少女が一人。
「俺の傘に入っていく?」
舞台に彼らを送り出した。歓声が湧きあがる。
 自然と涙が溢れ出す。
 輝く彼らを見ていると、ここまでの道のりを思い出す。
 最初は衝突だらけだった。それが今は絆で結ばれている。
 嬉しくて舞台に向かって微笑む。
 これから先は自分の手を離れていく。
 無事に自分の責任を果たせた。
幼女がメトロノームをいじる。
 するとメトロノームの速度に合わせて、雨が降り出した。
 速度を速くすれば雨は増す。
 幼女の玩具の一つだった。
 今日もメトロノームをいじって、被害にあった人々を笑う。
 薄暗い部屋にはカチコチと鳴るメトロノームと危険な幼女だけだった。
 雷雨が続く。
老婆は出来るだけ書簡を速く届けたいと思っていた。
 老骨に鞭打ち、自分の足でここまで歩いてきたけれども、痛みが耐えきれなくなってきた。
 書簡の中身は国王への陳述。
 もっと速度を上げて歩かなければ。
「おい婆さん、大丈夫か?」
 旅人が声を掛けてきた。
 老婆は旅人に書簡を託した。
斎藤家の墓の近くには、温泉地帯が点在している。
 墓地の近くに温泉があると、墓参りついでにお湯に浸かっていこうかということになり、そこそこ繁盛しているようだった。
 幽霊でも出そうな気もするが、そういった噂もない。
 今日も墓参りついでに温泉に行く準備に抜かりはなかった。
夜更けだというのに隣の家の一室は電気がついている。
 カーテン越しに光が漏れている。
 自分も頑張らなきゃな、とマグカップをテーブルに置きながら思った。
 開いたままの過去問を見る。
 シャーペンでノートに答えを書く。
 お隣さんの電気が消えるまでは、過去問を解こうと思った。
連日の猛暑日で魂が抜け出してしまいそうだった。
 何もしてなくても暑い。
 扇風機も生温い風を送り出すだけだ。
 冷凍庫ににじり寄る。
 アイスを取り出すと、袋を乱暴に引き破る。
 カチカチのアイスは美味しくて無言で食べる。
 暑さも一瞬、忘れた。
 アイスを咀嚼するのに夢中になった。
歌い手が舞台に上ると、黄色い歓声が上がった。
 アップテンポの前奏が聞こえないほどの歓声だ。
 それだけ歌い手は人気があった。
 歌い手が歌い始めても黄色い歓声は終わらない。
 舞台と客席が一体感に包まれる。
 最悪な罠だ。
 皆、歌い手こそ正義であるかのように、観客は酔いしれる。
手足の冷えで目を覚ました。
 ソファに座ったら、そのまま転寝てしまったようだ。
 電子レンジで焼いていたタルトのことを思い出し、台所に向かう。
 タイマー見ると、ちょうど良く焼き上がるタイミングだった。
 ネックレスのプレゼントへのお返しの品だから美味しくできてるといい。
絶え間無い依頼に人形師の青年は、助手の募集をした。
 数日後、工房の扉を叩く人物が現れた。
「まだ助手の募集をしていますか?」
 人物は尋ねる。
「今は動けないんだ。
 鍵なら空いてるから入ってきてくれ」
 青年は言った。
 作業を終え、入ってきた人物を見て青年は驚く。
 小柄な少女だった
二人きりの部屋だった。
 狭い家だったからすぐに肩がぶつかった。
 並んでテレビを見たり、ゲームをしたり、取りとめのない話をした。
 未来はぼんやりと広がっていて、お互い言葉にするのを恐れていた。
 時が過ぎゆき、別れの時が来た。
 一番、知りたくなかったことがとうとうやってきた。
少年が十字路に立っていたことに驚愕した。
 手紙を出したのは自分だけど、まさか来るとは思わなかったのだ。
 少女は笑顔で少年の名を呼ぶ。
 すると少年の瞳が輝いて、笑顔になった。
 その表情の変化が嬉しくて、少女はますます笑顔を深くする。
 今日は始まったばかり。
 何をするか楽しみだ
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