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「 140文字の物語 」
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今日は友達に誘われて、大規模の合コンに出た。
 街コンと言うらしい。
 仕事帰りだったのでスーツで直行した。
 参加者は腕にバンドをして協賛店に入って飲み食いするらしい。
 飲み放題と考えると安い料金だった。
 これで女性とお近づきになれるなら特価価格だった。
 近くにあったバーに入る
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家の近くの十字路で帰りを待つ。
 日は傾き始めたのに、待ち人はまだ帰ってきそうになかった。
 道に転がっていたチョーク石で道路に落書きを始めた。
 この前、水族館で見た深海魚を描いてみる。
「あらあら」
 日傘を差した女性が言う。
「ずいぶん待たせたみたいね」
 と待ち人は微笑む。
星開発のためにロボットが造られた。
 ロボットは製作者の名を取って人工の山田くんと呼ばれた。
 山田くんの最終目標は不毛の土地を耕して酸素を含む大気を作ることだった。
 地球人が暮らせる環境を整えることだった。
 けれど計画は頓挫する。
 チームの中に裏切り者が混ざっていたからだ。
最近、顔の吹き出物が気になる。
 サプリメントを飲んでもいまいち効果が実感できない。
 化粧品を変えてみた方がいいのだろうか。
 鏡を見て、増えた吹き出物にためいきをつく。
 これでは大好きなチョコケーキもお預けだ。
 吹き出物に甘いお菓子はリスクが大きい。
 ストレス解消はどうしよう
婚礼の名を借りた生贄の儀式は夕暮れの丘で行われる。
 乙女は「離して」と繰り返しながら丘に引きずられてきた。
 村人は乙女を縄で縛ると丘を降りていった。
 少年はそれを静かに見つめていた。
 日が暮れて魔物がのそりとやってきた。
 少年は身を躍らせる。魔物に向かって剣を引き抜く。
真新しい浴衣に身を包む。
 夏祭りのためにお婆ちゃん作ってくれた特製の浴衣だ。
「お待たせ」
 玄関には幼なじみが待っていてくれた。
「新しい浴衣だな」
「隆も浴衣着ればいいのに」
 美玖は言った。
「嫌だよ、暑いし」
 浴衣デートは夢のまた夢らしい。
 それがちょっと残念だった。
今日は夏祭り。
 紺色に金魚が泳ぐ大人っぽい浴衣に、落ち着いた色合いの黄色の帯を締める。
 唇には赤い口紅をひいた。
 姿見の前でよしと最終確認する。
 年上の恋人と釣り合うのだろうか。
 いつも不安になる。
 一緒に歩いていても妹扱いされるし、そういう囁きが耳に入る。
 今日は大丈夫かな
閉架書庫には古書がぎっしりと並んでいた。
 少女の瞳が輝く。
 すぐさま一冊を取り出してページをめくる。
 少女は読み終わると次の一冊を取り出す。
 それを繰り返すうちに瞳は輝きを失せ、失望が大きくなっていく。
 どの古書にも彼女にとっての英雄は悪役になっている。
 ちくりと傷ついた。
蜃気楼の主はふと下界に興味を持った。
 より詳しく言うと人間と言う生き物に執心した。
 思ったらすぐ行動に移すのが主だった。
 下界からまだ幼い少女を連れてきた。
 食事から風呂の支度まで主は世話をした。
 ある日、びしょ濡れにぬれた少女を風呂に入れるとありがとうと初めて口をきいた
目覚まし時計もとうとう天寿を全うした。
 しばらくは携帯電話のアラームのお世話になることになった。
 新しい目覚まし時計をネットで物色する。
 沢山のサイトから、これぞという物を探す。
 デザイン、価格ともにちょうどいい物があった。
 カートマークのボタンをクリックする。
少年は満月に照らされながら、砂の道を歩いていた。
 オアシスまであと少しだ。
 水筒にわずかに残っていた水で、喉の渇きを満たす。
 黙々と砂漠に道を刻んでいく。
 ようやくオアシスが見えた。
 思わず駆け足になって、オアシスに飛び込んだ。
「きゃ」
 小さな悲鳴が上がる。
 少女が少年を見た
図書館で本を返却していたら、偶然友達と出会った。
 挨拶もそこそこ厄介ごとに巻き込まれる前に抜け出そうとしたが、無理だった。
 友達に引きずられるようにして墓地に連れてこられた。
「昼間じゃ迫力ないな」
 残念そうに友達は言った。
 どうやら肝試しの下見に連れられてきたようだった
「大好きだよ」
 不安がいっぱいな恋だったから、よく口にした。
 すると彼は私の頭をくしゃりとして「俺も大好きだよ」と言ってくれた。
 大きな手でいつも不安を拭ってくれた。
 いつかこの手を失うことになるかもしれない。
 そんな日を知りたくなかった。
 だから私は「大好きだよ」と言う。
庭に植えられた松の葉はいつもより緑々していた。
 夕立のせいだろうか。
 外は蒸し暑かった。
 新聞をポストから引き抜くと、ダイニングのテーブルの上に置く。
 ちょっと外に出ただけで汗まみれだ。
 浴槽にぬるま湯を張ると飛びこむ。
 べたべたした汗が拭われる。
 足を伸ばしてリラックスする
おかしな山田くんというレアカードを引いてしまった。
 デッキを組んだ時におふざけに入れたことを後悔した。
 対戦相手には見せずに場に置く。
 対戦相手は天使カードを犠牲にして、新しいカードを引き場に伏せる。
 おかしな山田くんのカードをどこで使うか、俺は頭を悩ませる。
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