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「 140文字の物語 」
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ある村で夜更けの海でペンギンを捕まえると幸せになれるという噂が広がりました。
 幸せになりたかった娘は当然、ペンギンを捕まえに海に出ました。
 大変苦労して連れ帰ることが出来ました。
 村人たちは勘違いしていたのです。
 ペンギンを捕まえただけでは幸せになれるわけではないことに
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彼とのデートまで時間があったから、夕方の図書館に入った。
 軽く読めるような雑誌を探して、席に着く。
 しばらくしてメールが着信した。
 雑誌を戻して図書館を出る。
 今日のデートを中止するメールだった。
 約束を破るメールだった。
 焼肉を食べるつもりだったから服装も悩んだのに。
家族だけのひっそりとした結婚式に不満が浮かぶ。
 彼と結婚する条件の一つだったから、不承不承で頷いたけれども。
 一生に一度の結婚式なのだから、大勢の人に祝って欲しかった。
 父に腕をひかれヴァージンロードを歩む。
 彼と家族になるのだ、と思うと不満が薄れていく。
 あと少しだ。
ロングセラーの化粧品が届いた。
 一度、試してみたかったから通販をした。
 左腕にパッチテストをする。
 化粧水の匂いに郷愁を覚えた。
 母が使っている化粧品だからだろう。
 ボトルのデザインも変わらない。
 懐かしさに記憶が引っかかる。
 特別な日に三面鏡の前に座って化粧する母を思い出す
ランチのサラダについていたトマトを食べていたら、首筋にピリッと電気が走った。
 嫌な予感がする。
 残りのランチを急いで食べていたら、目の前の席に恐怖のツンデレと渾名される女子社員が座った。
 同じランチメニューだった。
「別にあなたが食べていたから選んだんじゃないわよ!」
残業帰りに小さな公園が視界に入った。
 懐かしくなって公園に入る。
 夜の公園は人気がなく、しーんとした静けさに包まれていた。
 鉄棒にぶら下がってみる。
 地面に足がつく。
 飛び上がって前転する。
 不思議な達成感があった。
 心にゆとりが湧いてきた。
 童心に帰って、鉄棒の技を色々試す。
つくられた楽園都市。
 広がり続けるがらくたの楽園。
 未だかつてその端に到達した者はいないという。
 少年は最果てに焦がれる。
 中央公園を抜け出し、最果てを目指す。
「どこに行くつもり?」
 見知らぬ少女が立ちふさがった。
「最果てだ」と少年は正直に答えた。
「なら、通せないわね」
寝苦しい夜だった。
 時計を見ると深夜だった。
 隣で寝ていた彼も同様らしく起きていた。
「暑いね」
「ベランダなら少しは涼しいかも」
 連れ立って絵ベランダにやってきた。
 ベランダは風が吹いていて、心地良かった。
 自然触れあって手を繋ぐ。
「長袖のパジャマ買わないとね」
 と彼は言った
「ナイショだよ」と彼は言って、地面を覆っていた雪を巻き上げる。
 さらさらとした粉雪が舞い散る。
「スゴイ!」
 私は感激した。
「特別だからね」
 と超能力を見せてくれた。
 今思えば、初恋の相手だった。
 何でもできる彼に真剣に恋していた。
 幼い恋は転校と言う形で終わってしまった。
誕生日祝いに高級レストランに連れてきてもらった。
 お高い味にはなじみがなくて、美味しいのかどうか分からなかった。
 デザートがすむと、白金色の指輪を差し出された。
 ダイヤモンドが輝いていた。
 彼にしては頑張った演出だと思う。
 でも、彼らしくない。
 私は指輪をしぶしぶ受け取った
桜並木も葉を落とす時期。
 箒で木の葉を集めていた。
 落ちてくる木の葉に、ハッとした。
 これだけ木の葉があれば文字が書けるんじゃないだろうか。
 箒で木の葉を文字の形にする。
 教室にいる彼氏に電話する。
「文字、見える?」
「何、馬鹿なことしてるんだ」
 スキという文字は見えたらしい
夜の海辺は真っ暗だった。
 懐中電灯がなかったら足元も見えなかっただろう。
 対岸の電燈が綺麗だった。
 彼の視線が私をなぞる。
「どうしたの?」
「いや、昼と印象が違うなって」
 彼は呟くように言った。
「そう?」
 砂浜を歩きながらぽつりぽつりと会話をする。
 靴に砂が入るのも気にせずに
子ども時代、冬にしか遊べない友達がいた。
 いつも真っ白なコートを着ていたのをよく覚えている。
 その子とは外で遊んだ。
 家の中で遊んだ記憶はない。
 大人になって母に想い出を話した。
「冬はいつも一人で遊んでいたじゃない」と言われた。
 そんなはずはない。
 あの子は幻覚ではない。
初めての同人即売会だった。
 分かりやすいようにポップも作った。
 サイトでも宣伝した。
 けれども本は一冊も売れなかった。
 自分では上出来な同人誌だった。
 本を抱えた人々が通り過ぎていくのを見ているだけだった。
 せめて見本誌をちらりと読んでいってくれれば違うのに、悔しかった。
紫外線を避け、建物の陰に座る。
 時代衣装に扮装した人々のパレードまで、まだ少し時間があった。
 道路の両脇にはデジカメを構えた人々がちらほらといる。
「暑くない? 大丈夫?」
 彼女に声を掛ける。
「大丈夫!」
 安心する様な元気な声が返ってきた。
 そして彼女がもたれかかってきた。
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