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「 140文字の物語 」
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花火大会に学校一の美少女を誘うことが出来て俺は有頂天になった。
 一生分の幸運を使い果たしてしまったのかもしれない。
 浴衣を着ていくか悩んだけれどもいつものカッコとなった。
 花火を二人で見上げていると美少女は言った。
「宇宙人って信じる?」
「え」
「私、地球人じゃないんだ」
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片づけられた風鈴。
 頭を垂れる向日葵。
 夏の名残り。
 日が短くなってきた。
 もう秋なのだと納得する。
 一雨ごとに秋めいていく。
 太陽が顔を覗かせればまだ汗をかくぐらい暑いとはいえ、夜は長袖のシャツが欲しくなる。
 季節はゆっくりと廻っていく。
 鈴虫の鳴き声を聞きながら夏を見送る。
片づけられた風鈴。
 頭を垂れる向日葵。
 夏の名残り。
 日が短くなってきた。
 もう秋なのだと納得する。
 一雨ごとに秋めいていく。
 太陽が顔を覗かせればまだ汗をかくぐらい暑いとはいえ、夜は長袖のシャツが欲しくなる。
 季節はゆっくりと廻っていく。
 鈴虫の鳴き声を聞きながら夏を見送る。
今日は快晴で夜空が見事だった。
 雲一つない空に君臨する満月は神秘的ですらあった。
 心にある傷跡が浮かび上がってきそうだった。
 素直になれなかった自分が勝手に作った傷跡だ。
 ぽとりっと涙を落とす。
 まだこんなにも痛む。
 始まる前に終わってしまった恋心。
 それが痛む。
幼なじみの南に告白された。
 その翌日にクラスメイトに告白された。
 まさかのモテ期に驚きつつ、二人にOKの返事をした。
 バレないと思っていたのだ。
 女子の情報伝達力はスゴイ。
 二人に呼び出されたのだ。
 いてつく流れに屍になりそうだった。
 俺は言い訳のセリフを考えながら向かった。
菜の花がプリントされた布地を裁断する。
 ミシンを使ってチクチクと縫い進めていくと、私だけのワンピースとなる。
 旅行に着ていくつもりだ。
 菜の花の国で有名な房総半島。
 一面の菜の花が見られると思うとわくわくする。
 ワンピースを旅行鞄に仕舞った。
 菜の花畑が楽しみだ。
千年続かないことだと知っていても、私は今ピアノを弾く。
 千年後の人が聴いても心を揺り動かすような演奏がしたい。
 ピアノを弾けるというのは恵まれた環境だ。
 だからこそ、後世に残るような演奏がしたくなるのかもしれない。
 泣かないで未来を見据える。
 今は無理でもまだ未来がある。
夏が過ぎ去ろうとしている。
 楽しかった事柄も穏やかな思い出に変わろうとしていた。
 脳裏に鮮やかに思い浮かぶ記憶たちに微笑んでいたら、堂々と、両手のひらに爪を立てられた。
 愛猫の構ってくれのサインだ。
 猫じゃらしを取り出して、目の前で振ってやる。
 愛猫は楽しそうにじゃれつく
斎藤君が登校すると、雪が降る。
 もちろんこの寒さだ。雪が降るのはちっとも珍しくないことだったが、斎藤君の登下校の時刻を狙ったかのように降るのだから、斎藤君は雪の使者なのかもしれないという噂が広がった。
 そうなるとますます気になるもので、斎藤君が気になる男子になった。
大失恋した。
 まさか彼が他の女の子を好きになるとは思ってもみなかった。
 真面目で一途な性格な彼は二股はかけられないから、別れてくれと頼まれた。
 どこが悪かったんだろう。
 後悔ばかりが積もっていく。
 行きつけのバーでカクテルを頼む。
 今日はとことん飲んでやる。
 深酔い決定だ。
蔵の中は淀んだ空気に満ちていた。
 扉を全開に開け放ち空気を入れ替える。
 古書が並んでいる一角を目指す。
 手元にあるメモの白さと古書の色の落差に、新鮮な驚きを感じる。
 手元のメモを見る。
 必要な古書のタイトルと一致したものを引き抜いていく。
 埃が舞い、咳き込んでしまった。
入学式が始まる季節になっても、我が家にはコタツがあった。
 寒がりな私のために出されていたのだ。
 入学してできた友達を家に呼ぶと必ず話のタネにされたものだ。
 恥ずかしいことだと気がついてからは、コタツは早めに仕舞ってもらうことにした。
 今思い出しても恐怖の子ども時代だった
今日は日曜日。締め切りまで時間があるのだから、原稿をやっている場合ではない。
 原稿を頭の片隅に追いやって、缶ビールを開ける。
 それからテラス窓を開ける。
 夜気が爽やかだった。
 空にはちょうど良く満月が輝いていた。
 月見酒にふさわしい。
 鈴虫の鳴き声に耳を傾けながら空を仰ぐ。
帰宅ラッシュが過ぎた夜の駅は閑散としていた。
 親の転勤で転校することになったクラスメイトの見送りに来た。
 私の気持ちを代弁するかのように雨が降ってきた。
「傘、もってきた?」彼の言葉に「忘れた」と言った。
「じゃあ、やるよ」彼が傘を差し出す。
「いいの?」
「大丈夫だから」
油断した、と思った時にはもう遅い。
 それが戦場だ。こんなところで私の命は終わってしまうの?と頭をかすめた。
 視界が血に染まったけれども、痛みはなかった。
 割って入った人物が敵を屠ったのだ。
 天幕に戻り、守ってくれた彼の腕を両手で包んだ。
 恥ずかしかったけれどお礼を言った。
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