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「 140文字の物語 」
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夏休みに入ったので、さっそく友達の家にゲーム機片手に遊びに行った。
 友達は宇宙戦争というシュミレーションゲームをしていた。
 対戦もできるらしい。
 友達はCPU以外と戦ったことがないから喜んでいた。
「CPUだとまるで幽霊相手にゲームしている気分になっちゃうんだよね」
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唇に口紅をはく。初めての感覚に大人に一歩近づけた気がした。
 ピンクベージュなんて大人しい色じゃなく、ワインレッドを選んだ。
 ちょっとは意識してもらえるんじゃないかと期待する。
 久々のデートなんだから、彼の視線を独占したい。
 そんなささやかな願いがこもっている。
光を浴びたダンサーは妖艶な踊りを踊る。
 照明は深紅、黄緑、青紫と踊りに合わせて変化していく。
 色とりどりの照明が眩く、ダンサーの踊りと相まって、合法ドラッグをキメたような感覚に陥る。
 グラスのアルコールを呷る。
 今日こそダンサーと話す。
 目的はどうやら遂げられそうだった。
私は籠の中に閉じ込められた鳥。
 毛足の長い絨毯の上で飼われている。
 主が来たら金糸雀のように、歌を唄う。
 私は鑑賞されるために生かされている。
 歌を唄えなくなったら、捨てられる運命だろう。
 主人と私は鑑賞用の関係だった。
 愁いを帯びた横顔を拭いたくて、今日も明るい歌を唄う。
マグカップにコーヒーを注ぐ。
 ゆとりを持ってPCに向かう。
 Web上のチェス大会にエントリーしたのだ。
 優勝は無理でもそこそこの成績は残したい。
 コンピューターがマッチングした相手とチェスを始めた。
 相手は駒を動かす。
 守りを固める前に攻撃に出るとは自信家だ。
 私も駒を動かす
怒り狂った王によって迷宮に叩き落された。
 未だかつて脱出できた者がいない迷宮だ。
 王の命令は絶対で、一度口にされたことは翻すことはできない。
 松明を片手にじめじめとした石造りの迷宮を歩く。
 僅かな食料で出口まで到達できるのだろうか。
 微かな可能性が胸の内で揺れる。
キャッキャッと騒ぐ高い声で、目が覚めてしまった。
 先生たちが巡回に来るのはまだ先だろう。
 点滴パックはまだ余裕があるようだ。
 起き上がり、お見舞いの品の蜜柑を手にしていると、奪われた。
 高い声の主だ。
「これあげるから、静かにできる?」と交渉してみた。
 子供は真剣に頷いた。
屋上から桜の並木を眺めていた時だった。
 遠慮がちに、腕を折れんばかりに握られた。
 振り返ると見知らぬ女子生徒が真っ青な顔色で立っていた。
「先輩、何があったか分かりませんが生きていればいいこともありますよ」と言った。
 春先に増える自殺願望者と勘違いされたのだろう。
魔術学院の音楽室はいつもひっそりとしていた。
 授業で使う以外、誰も弾かないピアノが寂しそうにたたずんでいた。
 僕は気になって時々、ピアノの鍵盤を叩いていた。
 いつもの放課後、ピアノが歌っていた。
 驚いて音楽室に入ると、美少女がピアノを奏でていた。
 僕はそれに見とれた。
カルアーミルクを舐めながら、20歳を超えたんだとしんみりとした。
 年齢確認すらされずに、酒を出された。
 お洒落なバーだから、空気を乱さないためにも訊かれなかったのだろうか。
 女一人が入るなんてわけありだと思われたのだろうか。
 カルーアミルクの甘さに酔いながら考える。
少女はアメジスト色の双眸を輝かせて、古書を受け取った。
 今は忘れられかけた魔術の数々が詳細に記されている本だ。
「ありがとうございます!」少女は古書の主に礼をする。
「使われて意味があるものだからね」主は言った。
「このご恩は忘れません」少女は古書を抱き締める。
少女も多分に漏れず飢えていた。
 今年も干ばつで稲が上手く実らなかった。
 このまま一家野垂れ死にするよりはと思い、少女は家を出た。
 人買いを探していた。
 夕陽の中、長い影が見えた。
 少女はこうして保護された。
 主のために少女はまるで奴隷のように仕えた。
 壊れた少女の恩返しは続く
国違えど良きライバルであった。
 人肌が恋しくなる寒さであれば、静かに寄り添った。
 いくつもの戦場ですれ違った。刃を交えることもあった。
 勝負がつかずに終わること数多。
 同国であれば良き戦友になれたことだろう。
 人は生まれた土地に縛られる。
 戦が一刻も早く終わることを願うだけ
勇敢なライオンはサバンナで一目置かれる存在だった。
 ある日臆病なウサギがライオンに声を掛けた。
 私は届ける物があるんです。
 どうか貴方の力で私をここから連れ出してください。
 お礼は私の体でどうですか?と言い終わる前にライオンは笑った。
 そんな小さな体食べても満腹にならない
普段と違う環境のせいか、アラームよりも早く目が覚めてしまった。
 二度寝するような眠気もなかったので、服を着替えベランダに出た。
「おはようございます、先輩」
「早起きだな」先輩の手が伸びてきて、頭を撫でられた。
「どこか散策するか?」先輩は車の鍵を見せる。
 私は頷いた。
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