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「 140文字の物語 」
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桜並木を歩いていくと、露天風呂に着く。
露天風呂からは桜並木が見下ろせるらしい。
自然と足が軽くなる。
坂を上ってついた露天風呂はお客さんはゼロで貸切状態だった。
なるちゃんと一緒にガッツポーズをする。
露天風呂に入ると溜息を一つ。
なるちゃんはモデル体型なのだ。
羨ましい。
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電飾に飾られた木々が寒さを強調する。
木枯らし吹く中、独り寂しく歩いている。
どこで選択肢を失敗したのだろうか。
さよならの挨拶をするだけの関係だったが、それも今日までだ。
こういう日は家に早く帰って、寝るに限る。
嫌に家まで遠く感じる。
街の明かりのせいだろうか。
「今日もいつもの時間、いつもの場所で」とクラスメイトに耳打ちされた。
私は黙って頷く。
夕方の神社は人気のない穴場だった。
私は罠だと気がつかなかった。
そもそも密会しているという意識すらなかったのだ。
クラスメイトに繰り返し会ううちに、気になる相手になってしまった。
幼なじみは誰とでも仲良くなる。
見た目も可愛いし、性格も良い。
そんな幼なじみに声をかけられたら、大半の男子が恋に落ちる。
今日も一人、幼なじみに告白をした奴がいる。
俺以外に笑顔を向けないで欲しい。
醜い嫉妬だとわかっているから、無理矢理、両手のひらをぎゅっと握る。
異常気象を乗り越えて、無事に春がやってきた。
相方のなるちゃんと花見の約束をした。レジャーシートを広げて、作ってきたお弁当を広げる。
満開に咲いた桜は美しかった。
まだお昼なだけあって酔客がいないのも良かった。
充分、桜を堪能した後、お弁当に舌鼓を打つ。
幸せな思い出だ。
駅ビルに美味しい菓子屋さんが入っている。
毎月限定のお菓子が入るから、いつも長蛇の列になる。
今日は気分が良かったから、並んでみた。
ほかほかの焼き菓子を持って、帰宅した。
今日は紅茶を淹れる。
ダイニングに行くと、すでに開封された跡が。
家族が食べてしまったようだ。
悔しい
満員電車から降りる時、反動で眼鏡が飛んだ。
落とした眼鏡は心なき人たちによって踏みつぶされた。
欠片になったレンズを拾いながら、呻き声をあげてしまった。
予備の眼鏡はカバンの中に入っているものの、これは酷い。
今日は、ついていない一日になりそうだった。
思わず涙目になる。
量産された業務用の城の一室に閉じ込められた。
来世、城主の恋人になるはずの魂を私が持っているという。
今世ではないのに閉じ込めるなんて矛盾していると思った。
閉じ込められている以外、何でも願い事は叶えてもらえた。
でも、自由だけは手に入らなかった。
私は早く死にたくなった
在りし日のこと。
もう夢現のこと。
私は道を歩いていた。
朝夕と慣れた道を歩いていはずだった。
気がついたら、道はどんどん細くなって、袋小路に辿り着いた。
生温い風が恐怖を煽る。
来た道を戻ればいいのだと、引き返してみた。
見たことのない風景が広がっていた。
帰れるか分からない
転寝から目覚めたら、大変なことになっていた。
ベッドの上には家中の猫が集まってきて、身動きが取れない。
部屋の扉が開いた。
「昼ご飯どうする?」
「眼鏡を取ってくれないか?」視界がぼんやりしている。
「相変わらず猫に愛されているね」と娘は言う。
「はい、どうぞ」と手渡された
真夜中に開かれるダンスパーティに、しぶしぶ出席した。
仮面舞踏会に出る気なんて、少しもなかった。
ので、楽しめるはずもない。壁の華になっていた。
「手を取る光栄をお与えくださいませんか?」一人の男性が跪く。
視線が集中した。
「よろしくてよ」嫌々ながらも、両手を握る。
葉が木から落ちるように、自然なことのように、初恋の相手は天使になってしまった。
秋風が肌寒い頃のことだった。
最期の時まで優しく微笑んでいた。
穢れなき子だったから、神様が天界に呼び寄せたのだ、と大人たちは納得していた。
私は諦めることが出来ず、涙が枯れるまで泣き続けた
鏡に映したかのように、私たちはそっくりだった。
時に親でさえ勘違いするほどよく似ていた。
バラバラの高校を選んだのは、同一の存在だと思われるのが嫌だったのと、交替で入れ変わりをしたら楽しいんじゃないかと言う思い付きからだった。
交替で違う高校に行くのは奇妙な感じがした
ひまわりは太陽を追いかけるように咲くという。
それと同じように私の視線も太陽のように眩しい彼を見つめる。
気がついたら目が追っているのだ。
どこにいても、どれだけ人がいても、彼を見失うことはない。
何故なら、彼こそ私の太陽だからだ。
夏が終わっても、やめられない。
「あなたを許さない!」少女はそう言うと抜刀した。
俺は階段を駆け上る。
金属製の階段はタンタッタっと軽快なリズムを響かせる。
少女は迷って納刀するのが見えた。
階段を登るのは、賢い選択だったようだ。
階段の終着地点は広い屋上だ。
そこで刃を交ぜ合わせることになるだろう。
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