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「 140文字の物語 」
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好きという気持ちが支えになる。
苦しいことがあっても、嫌なことがあっても、どうしても上手くいかない日があっても。
純粋に好きだと想える人がいるから、頑張れる。携
帯電話を開く。
メールが着ていた。
ボタンを押してメールを開くと、労わるような言葉が並んでいた。
まだ大丈夫。
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運命は流転する。
ひらひら手拍子の中で、二つの運命は弾ける。
出会わなければ良かったのに、と後悔する出会いが用意される。
少女は境界を越え、少年と出会う。
目が会った瞬間に気がつく前世からの絆。
少年は再び、少女の手を取った。
手のひらには揃いの痣が浮かび上がっていた。
今日は付き合って1年目の記念日だった。
それなりにケンカをしたり、じゃれついたりしながら1年間、良く続いたものだった。
そんな日をころりと忘れていた。
彼女は仕方なくといった表情で指先を折れんばかりに握る。
手を繋いでいるというよりは引っ張られていると言った方が近い。
キスとはどんなものでしょう。
まだしたことがないので分かりません。
唇が重なるだけで、どんなときめきが生まれるのでしょうか。
私はそれを知りたいとずっと思っているのです。
けれども手すら繋いだことのない関係では、キスはずっとずっと先のことでしょう。
準備は出来ているのです
涙をどれだけ零しても現実は変わらない。
双子の姉が自動車に撥ねられて、帰らぬ人となってしまった。
その日、そんなことも知らずに友達と遊んで帰ってきた私は愚かだった。
虫の知らせを感じなかった。
姉との絆はそれだけのものだったのだろうか。
私は鏡に向かって話しかける。
人物画のモデルを依頼された。
美人でもなく、スタイルだっていいわけじゃないのに頼まれた。
あまりに熱心に頼むから、勇気を出して応えた。
美術室で自由にしていいからと言われ、紅葉のように真っ赤になった。
どんなポーズをとってもいいと言われても困る。
鉛筆が走る音を聞く。
見渡す限り花園が広がっていた。
その中から1本を選べない。
彼女に相応しい花を選ぶのは困難だった。
仮面を張り付けたように微笑まない彼女を喜ばす自信がなかった。
だがこの役目からは逃げ切れない。
微笑みを取り戻す花を選べるはずだ、と自己暗示をかける。
今日こそ笑って欲しい。
月の光は青板硝子を重ねたように、世界を青く染める。
白椿の生垣から少女がひょっこりと顔をだす。
少年は立ちあがり、庭に出る。
青の世界にゆっくりと馴染んでいく。
静けさまでも青に染まっている。
少年は少女と手を繋いで、青く染まる月を見上げる。
圧倒的な青に言葉もなく、ただただ見送る
落ち葉を踏みしめながら、無言で歩いていた。
ちょっとした行き違いで、絶賛ケンカ中だ。
カサカサと鳴る落ち葉の音が無言の間を埋める。
彼女が怒り顔で、指先に指を絡めてきた。
降参だ。
こんな可愛いことをされたら、こっちが折れざるをえない。
「さっきはゴメン」と謝った。
みんなと同じ赤いランドセル。
新品のそれは真新しい皮の匂いがする。
ちょっとだけお姉さんになった気分がする。
背負ってみるとずっしりと重い。
でも本当は青空色のランドセルが良かったの。
青は男の子の色だから、ダメだとママに言われたから赤にしたけれど。
心の中でつぶやく。
漂白もされていない生成りの白は隷属の証だった。
奴隷たちの服は白と決まっていた。
すすけて汚れるまで着たきり雀だ。
日の出と共に叩き起こされ、鉱山に連れていかれる。
来る日も来る日も石を削りだす作業が続く。
辛い作業に、涙で目を滲ませる。
それでも夜が来るまで使役は続く。
窓から見えたのは、綺麗な青空だった。
目玉焼きを食べながら、今日はプールにでも行こうかと思った。
屋内型プールで泳いだら気持ちがスッキリするだろう。
ここのところ引きこもって仕事をしていたのだから、運動不足の解消には良いだろう。
そうと決まれば手早く朝食をたいらげた。
行きがかり上、醜い子鬼を助けた。
物のついでだったのに、子鬼は感謝し続けた。
「どうして助けてくれたのですか?」子鬼は問う。
「ここだよ、と泣いていたのは誰だ?」と言うと子鬼は涙を零した。
ようやく地上に戻ってこれた。
醜い子鬼にかけられた幻想が解ける。
美しい乙女がいた。
「俺と一緒にいるの、つまらない?」向かい側に座っていた彼が言った。
寝不足で大欠伸した手前「ごめん」と謝るしかなかった。
久しぶりのデートだから楽しみたいと思っていた。
連日の残業が蓄積しているせいだ。
デートのために、残業して休みをもぎ取ったのにこれでは本末転倒だ。
英語の参考書をペラペラとめくる。
こんなものに無我夢中になれる奴は幸せなんだろうなあ、と思う。
日本語さえ正しく使いこなせないのに、外国語が自在に使えるはずがない。
赤線が引かれているスペルをノートに書く。
視線が参考書をなぞる。
ノートに苦手な外国語で埋まっていく。
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