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「 140文字の物語 」
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理由は何だって良かった。
二人でいられれば、どんな条件でも良かった。
たまに頭をぐしゃりと撫でてくれた。
気分の良い時はキャンディーをくれた。
日直が一緒の時は、日誌を書き終わるまで待ってくれた。
でも、今は違う。
彼には最優先の存在が出来てしまった。
私の青春は終わった。
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君はいつでも輝いている。
雨の下にいても、曇り空の下にいても。
僕の瞳は君を静かに追いかける。
君の声は良く通る。
どんなに離れていても、僕の耳に届く。
太陽の前に立つように、君が近くにいると、僕は緊張して上手く話せなくなる。
鼓動は高鳴り、口から心臓が飛び出しそうだ。
宇宙ダストが林立していた。
嫌な星域に入ってしまったようだ。
戦闘があったのだろう。
船の部品が散らばっている。
マストがまるで墓標のようだった。
「気味悪ぃ~。マスターの趣味を疑っちゃいますよ」と少女型のAIが言った。
デレ期のない嫌なツンデレなAIは文句を言い続ける。
王様ゲームの最中だった。
「クラスで一番、無口で暗い女子生徒の手を握ってこい」
それが俺に与えられた罰ゲームだった。
いつも本を読んでいて、クラスに馴染もうとしない女子生徒に触れて来いとは、本当に罰ゲームだ。
俺は「やあ」と声をかけてから遠慮がちに、指を握り締める。
いつでも後ろ向きだった。
覆水盆に返らず、口に出した言葉は戻ってこない。
悪口のつもりではなかった。それでも相手を傷つける言葉になってしまったなら、悪口だったのだろう。
謝ったところで変わらない。
悪化していくだけだった。
「どうすればいいんだろう」と独り言を呟いた。
誰もいない教室で、椅子に座っていた。
胸元に飾られた造花にふれる。
今日は旅立ちの日だった。
割り切ることが出来なくて、通い慣れた教室に戻ってきてしまった。
今度は違う誰かが座る席に着席した。
もう過去になってしまった想い出たちに、今惜別する。
椅子から立ちあがった。
最初は頭痛だった。
偏頭痛持ちだったから、気にしなかった。
薬を飲めば治まった。
次は手足のしびれだった。
運動不足からきているんだろうと思った。
休みの日に整体に行けばいいや、と思った。
最後にやってきたのは味覚だった。
何を食べても味がしない。
ようやく病院に行く気になった
-
何回、愛していると告げれば、この想いは伝わるのだろうか。
限られた時間の中で輝く君に、届くのだろうか。
鼓動が胸を打つ度、僕は君を意識する。
早くなる心臓の音は、君を愛していると言っている。
君は無邪気な笑顔で今日も僕に「おはよう」を言う。
何も知らないまま、輝いている。
「月が綺麗ですね」が愛を告げる言葉だと聞いたときは不思議に思った。
けれども夜道、彼女と言葉少なく歩いていたら、その心境がほんの少し分かった。
寄り添う二つの影と仄かな月明かり。
二人の足音が響く。
この雰囲気は愛を告げるのにふさわしいと納得した。
そっと彼女の手に触れた
かつて温もりに抱かれていた。
安全で安心できる場所だった。
それが今では銀河の覇権を争う場所にいる。
誰のものでもなかった場所が、誰かのものになろうとしている。
恒久平和は長くは続かない。
すべてはおとぎ話だと肌で感じた。
自分は正気を保っていられなかった。
夢の住人になった
地響きが次々と起こる。
揺れる大地にしっかりと足を置く。
元凶は地に眠る竜の寝返りだ。
祈りを捧げているはずの巫女の安否が気になった。
神殿へ向かう。
地響きは続いている。
逃げ惑う人と逆を行く。
このままでは終われない。
「どこにいるの?」と誰かを探す、か細い声がした。
-
黄昏色に染まる部屋でぼんやりとしていた。
時間はカタツムリのように、のろのろと進んでいた。
一瞬が永遠になるような気がした。
膝の上に置かれた本のページは遅々と進まない。
どこかに置き去りにされたような時間の中で、呼吸の数を数えていた。
過ぎてい行く時間を見送った。
彼女と喧嘩した。
すれ違いが続いて、イライラしていたのも悪かった。
彼女は口も利かない。
悪かったと後悔しているけれども、きっかけがつかめない。
彼女がそっと、手のひらを指先でつついてきた。
顔を覗けば困り顔。
俺は苦笑して「仲直りしよう?」と自然に言えた。
彼女は頷いた。
「掃除をしていたら、やり残した花火が出てきた。消費しなければ」と幼なじみが言った。
夜を待って、花火大会を開催した。
手持ち花火でアスファルトに文字を書く。
最後は線香花火だ。
小さな火花が散る。
ちょっと気分が上昇する。
元気づけようとしてくれてた幼なじみに感謝した。
傷つきやすい君だから、置いていくのが辛い。
君を傷つける僕が嫌になる。
君は隠れて涙を流すのだろう。
いつかの日みたいに。
表面上は取りつくろって、物わかりの良さそうな笑顔を浮かべて僕を見送ってくれるのだろう。
それが容易に想像できるから君を置き去りにしたくない。
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