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「 140文字の物語 」
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2026.03.14 Sat 04:36
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文中に『ふわり』を入れて【納得する】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
店内に入ると、ふわりと風が頬を撫でた。
温かい風に肩の力が抜ける。
店内は暖房が利いていて暖かかった。
強張っていた指先も自然と解れる。
日が落ちる前は汗ばむぐらいだったのに、夜ともなると寒くなる。
晩秋なのだと思い当たる。
カゴを持って、快適な店内を歩きだす。
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2014.12.03 Wed 20:52
140文字の物語
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『クッキー』と『スーツ』、登場人物が『耐える』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
新品のスーツのジャケットを姪っ子が触った。
クッキーを食べて油まみれの手で。
一瞬、怒鳴りそうになって耐える。
「叔父ちゃん、遊ぼうよ」天真爛漫とはこのことか。
屈託のない笑顔で姪っ子は言う。
「その前に、手を洗おうな」姪っ子を台所まで連れていく。
スーツの油は取れるかな。
2014.12.03 Wed 20:51
140文字の物語
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文中に『帰り道』を入れて【夢中】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
学校からの帰り道。
小さな石ころを蹴って家までの道を歩く。
真っ直ぐに転がらない石を懸命に蹴り続ける。
帰る友達がいない僕の暇の潰し方。
夕暮れに染まった空を見上げず、うつむいたまま石を蹴り続ける。
家に着く頃には、真っ暗闇になっていて石が見えなくなる。
それでいいんだ。
2014.12.03 Wed 20:50
140文字の物語
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「夕方の書店」で登場人物が「さびしがる」、「桜」という単語を使ったお話を考えて下さい。
文字が追いづらくなった。
そこでもうこんな時間になっていたことに気がついた。
さびれた書店だから、店番も立ち読み客に煩く言わない。
早く帰らなければ。迷った末に数冊の本を会計に出す。
外を出たら見事な落日。
桜もさびしがっているだろう。
いつもより遅い時間だ。
急ぎ足になる。
2014.12.03 Wed 20:50
140文字の物語
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『「さりげなく、指先に指を絡める」キーワードは「昼間」』
窓越しに日向ぼっこをしていると、少女が隣にやってきた。
床に置かれていた手に、少女はさりげなく、指先を指を絡める。
いわゆる恋人繋ぎと言われる繋ぎ方をする。
恋人ではないから、これは気恥ずかしい。
心臓の音が聞こえてしまいそうだ。
日向ぼっこどころではなくなってしまった。
2014.12.03 Wed 20:49
140文字の物語
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文中に『見守って』を入れて【知りたくない】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
天龍が見守っている子供も、齢十六となった。
大人扱いされる歳だ。
天龍は子供に訊いた。
「本当の親に会いたくはないかね?」と。
子供は首を横に振った。
「山奥に子供を捨てる親はろくなもんじゃない」と子供ははっきりと言った。
「そうかい。それならいいんだけど」天龍は溜息をつく
2014.12.03 Wed 20:48
140文字の物語
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『フラッシュバック』と『邂逅』、登場人物が『読む』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
邂逅をテーマにした本を読んでいた。
偶然、巡り会った旧友から託された手紙と赤ん坊を巡る話だ。
赤ん坊は主人公の子供として育てられる。
大人になったその子供は自らのルーツを探すために家を出る。
あまりに似た境遇にフラッシュバックした。
家を出ると決めた時の養父の顔を思い出す
2014.12.03 Wed 20:47
140文字の物語
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『アイス』と『純粋』、登場人物が『逃がす』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
アイスケースの前で少女は立ち止まっている。
「食べたいなら買うけど?」青年が言うと、少女は純粋な瞳で見上げてきた。
「高いですよ。それに無駄遣いです」少女は言った。
「好きなの、選べよ」青年は言った。
おねだりということしない少女へ軽いご褒美だ。
これを逃したら機会がない
2014.10.31 Fri 20:40
140文字の物語
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文中に『啄む』を入れて【不満】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
お互いの体温を確かめ合うように抱きしめあった。
どちらからともなく顔を近づけて、啄むようなキスを繰り返す。
唇が離れると、冷たい風が唇を撫でる。
もっと強く抱きしめて欲しい。
上目遣いでキスをねだると、押しつけるようなキスが降ってくる。
彼の背中に腕を強く回す。
2014.10.31 Fri 20:39
140文字の物語
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『香水』と『手のひら』、登場人物が『問いかける』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
焼き菓子みたいな甘い匂いがした。
「良い匂いがするね。お菓子を持っているの?」思わず問いかけてしまった。
友人は苦笑して手のひらを私の鼻近くまで差し出す。
バニラエッセンスの匂いだ。
「香水だよ」と友人は笑った。
「お腹が空いているの?」という問いに胃が答えた。
2014.10.31 Fri 20:39
140文字の物語
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文中に『普通』を入れて【対抗心】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
白金色の頭髪の少年はいつも通りに、廊下に貼り出されたテストの結果を見上げていた。
何の感慨もなく眺めているだけのようだった。
少女は今度こそはと張り紙を見る。
結果はいつもと同じ。
2位。
いつも通りの普通の結果だった。
少年と視線が合う。
ふと少年が微笑んだような気がした。
2014.10.31 Fri 20:38
140文字の物語
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『堂々巡り』と『要塞』、登場人物が『睨む』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
籠城戦となった要塞の前で、将軍同士が堂々巡りを繰り返してた。
兵糧が尽きるまで待つ方が良い。
一気に城門を突き破って果敢に責めれば良い。
どちらの策も同じぐらいの説得力があった。
要塞を兵で囲んで将軍たちは、今日も相談を続ける。
炊き出しに駆り出された少年兵は要塞を睨む。
2014.10.31 Fri 20:37
140文字の物語
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文中に『大人』を入れて【悔しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
誕生日プレゼントは歳の数だけの深紅の薔薇と指輪だった。
仕事が忙しい彼から珍しくメールが届いた。
誕生日を祝う言葉と一緒に過ごせないことを謝罪するメールだった。
文句の付けどころがない誕生日だった。
こんな時、歳の差を感じる。
大人ってずるいと思ってしまう。
2014.10.31 Fri 20:35
140文字の物語
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『光』と『宝物』、登場人物が『耐える』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
彼女は暗闇を照らす一筋の光だ。
彼女は傷を知らない宝物だ。
彼女が毎朝、僕に挨拶をしてくれる。
それだけでどれだけ幸福になるか、彼女は知らない。
けれどもそれで良いのかもしれない。
彼女が存在しているだけで、僕はどんな絶望にも耐えられる。
彼女はたった一つの救いだ。
2014.10.31 Fri 20:34
140文字の物語
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文中に『月』を入れて【夢中】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
この一ヶ月というもの、お菓子作りに夢中になっていた。
最初は手軽なレシピから始めて今はもう簡単なケーキなら焼けるようになった。
洋酒を効かせたチョコレートケーキまであと一歩というところだった。
好きな人に食べてもらうことを考えると完璧な物を作りたい。
今日もお菓子を作る
2014.10.31 Fri 20:33
140文字の物語
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