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「 140文字の物語 」
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2026.03.13 Fri 22:22
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『アメジスト』と『優しさ』、登場人物が『目を潤ませる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
部屋の片隅で膝を抱えていた。
今日も失敗してしまった。
目を潤ませていると、ノック音がした。
手の甲で涙を拭い、声が震えないように気をつけて「どうぞ」と言った。
程なくドアが開き、少年が入ってきた。
膝をつき視線を合わせてくれた。
アメジスト色の瞳には優しさが滲んでいた。
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2014.12.03 Wed 22:32
140文字の物語
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文中に『光』を入れて【心配】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
レースのカーテン越しの光が青年の顔を照らす。
眉根を寄せて耐えているのは、見るからに辛そうだった。
だからと言って少女にできることは少ない。
額の乗せたタオルは熱を移していた。
慌てて洗面器にタオルを浸す。
冷たい水を吸ったタオルを絞る。
そしてそっと青年の額に乗せる。
2014.12.03 Wed 22:31
140文字の物語
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『ミカン』と『幼少』、登場人物が『ハッとする』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
ミカンは幼少の頃から大好物だ。
ネットで入っている物じゃ物足りなくて、箱買いしてしまう。
今日もスーパーで特売だった箱ミカンを買ってきた。
お会計前に、ハッとする。
産地名を確認する。
甘くない産地の物だった。
慌てていつも買っている産地の箱ミカンをゲットする。
楽しみだった
2014.12.03 Wed 22:31
140文字の物語
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『「嬉しそうに、腕を指先でつつく」キーワードは「朝」』
吐く息も白い。
冷蔵庫並みに気温が下がった朝だった。
ハンガーに掛けてあったコートも出番のようだった。
マフラーを巻いて、やや猫背気味に通学路を歩いていると、後ろから足音が追いかけてくる。
幼なじみが嬉しそうに、腕を指先でつつく。
「コート出したんだね。似合ってる」と笑う
2014.12.03 Wed 22:30
140文字の物語
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文中に『やがて』を入れて【未練】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
今は懐いてくれるこの子もやがて大人になる。
幼い頃の約束など忘れて、ただ去っていくのだろう。
それでいい。
それが正しいことだと解っている。
けれども、この子だけは特別だ。
いつまでも忘れないでいて欲しい。
幼い頃に遊んだ相手がいたことを。
心の片隅に置いておいて欲しい。
2014.12.03 Wed 22:29
140文字の物語
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「朝のカフェ」で登場人物が「さよならを言う」、「音楽」という単語を使ったお話を考えて下さい。
馴染みのカフェでモーニングを食べている最中だった。
聞き返すと、彼女は同じ言葉を繰り返した。
カフェに流れていた音楽も聞こえなくなってしまった。
昨日までの彼女とは別人の顔をしていた。
もう見知った彼女はいないのだと思うと、ショックが大きすぎた。
彼女はさよならを言う。
2014.12.03 Wed 22:28
140文字の物語
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『「仕方なく、手のひらを指先でなぞる」キーワードは「子供時代」』
子供時代はとうに通り過ぎた。
少年は青年になり、少女は乙女になった。
子猫のようにじゃれ合っていた季節は終わったのだ。
年頃になったのに乙女は変わらず青年にまとわりついてくる。
「手、貸して」乙女は無邪気に笑う。
仕方なく、手を差し出すと乙女は手のひらを指先でなぞる。
2014.12.03 Wed 22:27
140文字の物語
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文中に『いじわる』を入れて【面白そう】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
木陰で転寝をしている少年を見つけた。
少女はにんまりと笑った。
気配を殺して近づく。
少年の隣に座る。
それでも少年は起きなかった。
健康的な寝息が続く。
少女は笑みを深くする。
少年の髪に触れ、細い三つ編みを作っていく。
やがて少年は目を覚ました。
少女のいじわるに苦笑した。
2014.12.03 Wed 22:27
140文字の物語
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『クッキー』と『本』、登場人物が『染める』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
お菓子作りの本を熟読する。
キッチンに本を置き、それを見ながら手順通りに進行する。
計量するにも真剣だ。
生まれて初めてのお菓子作りなのだから。
オーブンレンジでクルクルと回るクッキーの卵をじっと見る。
チンっと高い音色が鳴る。
ドアを開けると甘い香りにキッチンが染まる。
2014.12.03 Wed 22:26
140文字の物語
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文中に『勇気』を入れて【決意】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
中途半端に伸びた髪をヘアゴムで結ぶ。
枕元にある神剣・神楽を握り締める。
日常になってしまった非日常への儀式だった。
勇気が湧いてくるのだ。
襖を静かに開け、朝日を浴びる。
今日の敵も強敵だろう。
けれども守るものがある。
廊下には少女が待っていたように立っていた。
2014.12.03 Wed 22:25
140文字の物語
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『松』と『壁』、登場人物が『喜ぶ』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
松が壁のように並んでいる。
いわゆる防風林だ。
塩にも強く、冬の最中でも枯れたりしないため、ここら一帯は松が並んでいる。
自分にとっては見慣れたものだったが、少女にとっては違ったようだ。
嬉しそうに松ぼっくりを拾っている。
喜んでくれて、こちらも嬉しい気分になった。
2014.12.03 Wed 22:24
140文字の物語
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『「力強く、指先を握り締める」キーワードは「暑い」』
拭っても拭っても汗が吹きだす。
扇風機は生温かい風を送るばかりだ。
早く夜にならないものかと、団扇で扇ぐ。
宿題は遅々として進まない。
麦茶でも持ってくるかと立ち上がると、力強く、指先を握り締められた。
「どこへ行くの?」不安げに幼なじみが言った。
汗ばんだ手を握り返す。
2014.12.03 Wed 22:23
140文字の物語
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文中に『相手』を入れて【納得する】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
少女は誰にもばれないように抜け出したつもりだった。
愛馬に乗って、都が見下ろせる丘にやってきた。
日差しを満喫していると、蹄の音が響いた。
振り返ると少年が馬から降りる姿が目に入った。
鬼ごっこは終わりらしい。
少年相手に逃げ切ることはできない。
自分より自分を知っている。
2014.12.03 Wed 22:22
140文字の物語
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『寒さ』と『本』、登場人物が『染める』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
寒さにもだいぶ慣れてきた。
本を片手に、読める場所を探す。
運良くベンチが見つかった。
座るとさっそく本を開く。
途中で買った珈琲はだいぶ温くなっていた。
かじかむ手がカップを滑らされた。
買ったばかりの本が珈琲で染まる。
慌ててハンカチでその部分を拭う。
零れたのは少しだった
2014.12.03 Wed 22:22
140文字の物語
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題材[純白の,昼,抜け出す,許さない]三人称でやってみよう!
彼女は純白の衣を纏っていた。
昼の光よりも哀しい色の衣は悼みの色。
粛々と葬儀が行われていこうとしていた。
彼女はそれから抜け出す。
今も信じられないのだ。
彼女はとぼとぼと道を歩いていると、彼がやってきた。
欠席を許さないという意思を宿した瞳と宙で出会う。
涙が零れた。
2014.12.03 Wed 22:19
140文字の物語
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