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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
私を好きだって言ってくれる男子はたくさんいる。
告白されるのは日常茶飯事だ。
誕生日には決して安くない贈り物を貰う。
そんな私が恋に落ちた。
プライドが許してくれない。
名前も知らない男子学生だ。
老人にさりげなく電車の席を譲って、私の視界からいなくなった。
また会えるか分からない。
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君がいなくても生きていける。
昇り始めた太陽に気がつかされた。
君を失った時あれだけ泣いたのに、もう涙は乾いている。
ただ君という存在がないということに、慣れることができない。
悲しすぎて地球が一周してしまった。
どうしてもっと「好きだ」と伝えられなかったのだろう。
後悔している。
君は砂時計をひっくり返して、楽しんでいたようね。
ガラスの隙間からさらさらと零れる砂が落ちきるのを待っていた。
僕はというと、それを見ながらコーヒーを飲んでいた。
会話らしい会話もなく、横たわる沈黙に居心地の悪さを感じていた。
かといって二人きりの時に話すような話題はなかった。
禁煙席に通されてメニューを見ていた。
すると、ぐずつく赤子を抱えた集団がやってきて隣の席に座った。
子供特有の甲高い泣き声に、どうしたらいいのか分からなかった。
「この席、空調が利きすぎているね。場所を移る?」
と寒さを言い訳にして提案してみた。
「赤ちゃんは泣くのが仕事だから」
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ねぇ、教えて。
どうすれば魂は輝くの?
ねぇ、教えて。
どうすれば貴方を笑顔にできるの?
教えてくれなければ分からない。
私は貴方のすべてを知りたいの。
貴方と共に光の道を歩いていきたいの。
だから教えて。
私のすべてを差し出すから。
独りでは頼りない灯でも二人ならば明るくなるでしょう。
雨が降る間だけ開く喫茶店があった。
いわゆる隠れ家タイプのお店だ。
注意して歩いてなければ喫茶店のドアを見過ごすだろう。
傘をたたみ、ドアを開ける。
「今日は何にする?」和やかな笑顔を浮かべてマスターが訊く。
「ブレンドで」窓辺のテーブルに座る。
初めてこの店を訪れた日を忘れない。
教会の鐘が鳴る。
華やかな歓声。
花びらが舞う中、新郎新婦が下りてくる。
真っ赤な絨毯を幸せそうに歩く花嫁。
どうして、あの場所に自分はいないのだろうか。
報われないのはわかってたけど、目の当たりにすると辛い。
二人の出会いをつくるきっかけになったのが、自分だとわかっているだけに。
彼女にとって唯一無二の愛だった。
家族との縁も疎遠で、友達の輪の中に入っていけるような強さがなかった。
だから、彼女は感情という感情を恋人に押しつけた。
結果は無惨だった。
一方的に始まったお付き合いは、涙で破局を迎えた。
一部始終を見ていた俺は、今度こそはその心を守ると決めた。
「私のこと、どう思っているの?」定期的にくりかえされる問い。
不安でしょうがないのだろう。
「はいはい、可愛い可愛い」俺は彼女の頭を撫でる。
「気持ちがこもっていなーい!」彼女は目を三角にする。
「愛しているよ。俺のお姫様」俺は頬に唇を寄せた。
彼女の顔が赤くなる。
俺は微笑んだ。
高校を卒業してそれぞれの道を歩き始めた。
遠距離恋愛の始まりだった。
新幹線を使えば日帰りで行って帰ってこれる距離。
そうは言っても学生の身だ。
勉強とバイトを両立させるのは大変だった。
逢えない分メールやLINEで隙間を埋める。
それでも寂しくなる時があって心が揺れる。
別れがちらつく
「貴女の父君は亡くなった」王女に文官が言った。
「この国は隣国の領地になる。和平の証として貴女が隣国の王太子の妃になることになった 」
非情な文官は続ける。
「聴いていますか?この国の将来は、貴女にかかっている」
突然のことに王女は涙をハラハラと零す。
「泣きたくなるのは間違いだ」
「今日の晩ご飯は何にしますか?」コロコロとカートを引きながら少女が訊ねる。
「お肉とお魚、どちらにしますか?」ニコニコと少女は言う。
少女が引くカートの中にファミリーパックのチョコ菓子を入れる。
「お菓子はひとつですよ」と少女は釘を刺す。
ありふれた光景だろう。
それが幸せだった
初めてデートした時に入った喫茶店。
コーヒーを純粋に楽しむ人が多く、灰皿はない。
あの時と同じように、僕は水出しアイスコーヒーを頼み、彼女はカフェオレを頼んだ。
まるきり再現だ。
「いつから嘘だってわかってた?」僕は彼女に訊いた。
「初めから」と彼女は微笑んだ。
それすら懐かしい。
生まれて初めて彼女というものができた。
初デートということで無難に映画にしておいた。
待ち合わせ場所で待っている姿も可愛かった。
制服しか見たことがなかったから、小花がプリントされたワンピースが新鮮だった。
恥ずかしそうに、腕を指先でつつく。
「手を繋ぎませんか?」彼女が言った。
「別れよう」恋人が切り出した。
長すぎる春というヤツだった。
「君とは、幸せになれないから」と恋人は言った。
「君なら、もっといい人が見つかるよ」そんな言葉を聞きたかったわけじゃない。
一緒にいた時間、幸せだと感じていたのは自分だけだったのだろうか。
これから先もと思っていたのも
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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