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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
みんなで賑やかに夏祭りに行くのは楽しかった。
いつも一緒の仲良しグループだったから一緒に行動するのも悪くなかった。
でもね、ふたりっきりでいたかった。
浴衣を着て、髪形も変えて、めいっぱいおしゃれをした。
その姿を褒めて欲しかった。
打ち上げ花火を見ながら他愛のない話をしたかった
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いつもの放課後。
一緒に歩きながら、季節が変わっていくのを感じる。
そんな風に二人の関係も少しずつ変わっていく。
ただの幼馴染みから『ただの』が『大切な』幼馴染みに変わる。
「ねえ、好きだって知ってた?」と幼馴染みが言った。
「そうだったらいいな、と思っていた」と素直に答えた。
「一生、傍にいてほしい」紛れもないプロポーズだった。
「うん」思わず照れてしまう。
目を逸らしつつ、指先を握り締める。
「エンゲージリング、はめられないんだけど」と言われる。
パッと手を離す。
いつもの癖で指先にを握ってしまっていた。
左手の薬指に指輪を通してくれた。
誕生石が煌めく
せっかくの休日。
溜まっていた家事を片付けて終わるのはもったいなかった。
珍しく休みが重なったのだから、どこかへ出かけたかった。
それなのに彼は横たわってスマホをいじってゲームに熱心だ。
悪戯心を起こして無防備な足の裏をくすぐる。
「かまってほしいなら素直に言え」と彼は顔を上げた
硝子の欠片が心に刺さったような痛みだった。
化粧をして喪服に袖を通す。
いまだに彼がいないということが信じられない。
棺桶の中、眠る彼を見ても実感が湧かなかった。
もう笑いかけてくれることはないのだ、と思うと辛い。
彼が煙になって日常から欠落したことに気がつく。
泣きたいのを耐える
騎士として立てた誓いを破る。
罪に手を染める。
政略的に嫁ぐはずの王女を抱きかかえ逃亡する。
故郷まで追手がかかるだろうから、国を出て蛮族たちが住む土地まで逃げる。
見知らぬ地で暮らすのは想像以上に大変だろう。
けれども王女が人質のように嫁ぐ姿を見ていられなかったのだから仕方ない
-
どれだけ一緒にいても埋められない距離。
最初から引かれている境界線。
どんなに想っても想いかえしてもらえない時間。
離れ離れになることを知っている始まり。
季節が移ろうようにやがてきた別れの瞬間。
どれも遠い記憶になってしまう。
そうなる前にできることはあったのだろうか。
-
いつの日か出会う人が笑顔でいられるように。
そんなことを想いながら小指の先を見つめる。
長い長い赤い糸が長々伸びている。
どこまで続いているのだろう。
好奇心で手繰りながら歩いていったけれども、出会えなかった。
糸が絡んで解くのに手間取っているうちに、糸の先が伸びていったからだ。
ほんの少し勇気を出してくれてもいいんじゃない?
さっきから、ぶつかり合う手を感じながら思った。
初めての恋人だから何もかもが新鮮だった。
学校じゃなくて休日にデートするのもドキドキする。
「人が多いね。はぐれちゃわないように」手を繋ぐ口実。
頬が赤いのも気のせいってことしてあげる
最初は好奇心からだった。
ゲームのつもりだった。
特別好きだったわけではない。
テストの点数をつけるように決めた。
笑顔で返事をもらった時は、すこしの罪悪感があった。
僕の隣で君が笑う度に心が傾いていった。
やがて君なしでは退屈な時間を覚えるようになった。
君がいない時間がもどかしい
寒さを無視して歩く。
少しでも早く目的地に着きたい。
冷たい風が肌を斬るようだった。
吐く息すら白く凝る。
一歩ずつ目的地に近づいているはずだ。
それなのに朦朧とした頭では、まだ遠くにあるような気がしている。
一歩がひどく重い。
疲労が限界に達しようとしている。
それでも前を向いて歩く
さりげない愛を君に届けられたらどんな素敵だろう。
鳥が空を飛ぶように。
魚が水の中で泳ぐように。
僕の愛が自然と君に寄り添えられる。
そんな世界があったら、とても素晴らしいだろう。
百の嘘と千の偽りを重ねずに、君に愛を囁きたい。
いつまでも手を離さずに堅く結ばれたらときめくだろう。
-
二人の時間が重なっていた。
それがどれほど貴重な時間だったのか。
失って初めて気がついた。
もう二度と重ならない時間。
僕と君は別々の道を歩いていく。
一緒に笑うことも、一緒に泣くこともない。
永遠の別れだと知ってから僕は隣を探してしまうよ。
今度こそ一緒に歩いてくれる人を見つけるよ
お揃いで買ったマグカップ。
洗い物をしていて手から滑り落ちた。
シンクの中で綺麗に割れた。
涙が零れてきた。
キッチンでめそめそ泣いていたら、彼がやってきた。
泣く私を抱きしめてくれた。
状況が分かったのだろう。
「長いこと使っていたから、寿命だったんだろう」責めずに言う。
悲しかった
洗濯物を干し終わって、部屋に戻った。
すると彼はソファで眠っていた。
遠慮かちに、彼の腕を指先でなぞる。
毎夜、抱きしめられている腕は太く逞しい。
昨夜のことを思い出して赤面した。
今夜もこの腕に抱きしめられるのだろうか。
そんなことを考えていると、彼は目覚めた。
つい視線を逸らした
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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